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端末組込用GPIBアダプタ

製品カタログ

DIO-5440GPB(オープンフレーム)

本説明書は、「DIO-5440GPB」について説明しています。
◆目次
【I】ご使用の前に
【II】使用方法
【III】各信号の機能
【IV】コネクタのピン配列表
【V】仕様

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このカタログについて

ドキュメント名 端末組込用GPIBアダプタ
ドキュメント種別 製品カタログ
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取り扱い企業 エムシーアイエンジニアリング株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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端末組込用GPIBアダプタ DIO-5440GPB(オープンフレーム) 取扱説明書 エムシ-アイエンジニアリング株式会社 〒194-0212 東京都 町田市 小山町 789-9 TEL 042-705-8312 FAX 042-794-8317 http://www.mci-eng.co.jp/ URL : http://www.mci-eng.co.jp 第1版 2017年11月21日
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目次 【Ⅰ】ご使用の前に [Ⅰ-1]機能の紹介 2 [Ⅰ-2]GPIBについて 2 [Ⅰ-3]DIO-5440GPBの概略動作 3 [Ⅰ-4]取り扱い上のご注意 3 [Ⅰ-5]DIO-5440GPBの形状 4 【Ⅱ】使用方法 [Ⅱ-1]使用開始の前に 5 [Ⅱ-2]電源の投入と初期化 6 [Ⅱ-3]出力データの出力 7 [Ⅱ-4]入力データの読み取り 9 [Ⅱ-5]ステータスの読み取り 10 【Ⅲ】各信号の機能 [Ⅲ-1]GPIBの信号 11 [Ⅲ-2]端末側の信号 11 [Ⅲ-3]788Binaryモードのタイミング 14 [Ⅲ-4]788Asciiモードのタイミング 15 【Ⅳ】コネクタのピン配列表 [Ⅳ-1]GPIBコネクタ 16 [Ⅳ-2]5V電源用コネクタ 16 [Ⅳ-3]端末側コネクタ 17 【Ⅴ】仕様 [Ⅴ-1]総合仕様 18 [Ⅴ-2]GPIB仕様 18 [Ⅴ-3]端末側仕様 18 改版履歴 改版日付 改 版 内 容 第1版 2017年11月21日 第1版:タイミングチャート見直し(測定数値変更) 第β版 2017年11月16日 初版 - 1 -
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【Ⅰ】ご使用の前に 本説明書は、「DIO-5440GPB」について説明しています。 本書の説明の中で特に必要な場合を除き、名称として「DIO-5440GPB」または「本機」と記載します。 本機にはバイナリーモードとASCIIモードの二種類のモードがあり、本書では本機のハードの性能と バイナリーモードの使用方法について記述してあります。 以降の説明ではバイナリーモードのことを「788Binaryモード」と記述しています。 また、ASCIIモードはデータ入出力方法/ビット数により「5440モード」と「788Asciiモード」 のどちらかをディップスイッチで選択することができます。 ASCIIモードの使用方法については「コマンド説明書 for ASCIIモード」をご参照ください。 [Ⅰ-2]機能の紹介 「DIO-5440GPB」はGPIBインターフェースを持った汎用デジタル入出力ユニットです。 「DIO-5440GPB」はオープンフレーム・タイプのボード型ユニットで、電源は+5Vを使用します。 本機はGPIBインターフェースと、各8ビットのデータ出力ポートとデータ入力ポートを内蔵しています。 ホストマシン(パソコンなど)から出力ポートにデータを出力したり、入力ポートのデータを読み取ったりする ことができます。 8ビットのステータス入力も装備し、シリアルポール機能もサポートしています。 バイナリーモードにおいてはデータの出力や読み取りはバイナリーコードで行います。 ASCIIモードにおいては出力したり読み取ったりするデータはASCII文字列で行います。 この他、ビット単位での入出力や、バッファリングメモリを利用することでGPIBのバススピードに関わらず データの入出力を行う、などの機能もあります。 [Ⅰ-2]GPIBについて GPIBは、計測器などをコンピュ-タと接続し、自動化を行う場合のインタ-フェ-スバスとして標準化されて いるものです。このバスは、他にIEEE-488インタ-フェ-スバス(IEEE-IB),HP-IBなどの 名称で呼ばれていますが、基本的には同じ規格のものです。 GPIBにつながる全ての機器は、上図のようにGPIBケ-ブルで並列に接続されます。 1システムに接続できる機器の数は15以内、ケ-ブルの長さは機器当たり2m以内、合計20m以内となって います。 記号 機能 GPIBの規格では、右表の様な機能が用意されており、 SH ソースハンドシェイク それぞれいくつかのグレードが存在します。 AH アクセプトハンドシェイク T トーカ そして各機能の必要に応じて、必要な機能の必要なグレ-ドを (TE) (拡張トーカ) 装備すれば、良い事になっています。 L リスナ (LE) (拡張リスナ) GPIBシステムでは全機器が並列に接続されるので、同時に C コントローラ 複数の機器がデ-タの送信を行う事ができません。 DT デバイストリガ このため事前に全機器にアドレスと呼ぶ番号を割振っておいて、 DC デバイスクリア コントロ-ラがアドレスを指定する事により指定された機器は PP パラレルポール デ-タを送信したり受信したりします。 SR サービスリクエスト RL リモート・ローカル - 2 -
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[Ⅰ-3]DIO-5440GPBの概略動作 本機は端末機器であり、コントローラ機能は持っていません。従って、本機をコントロールするために、 別途、GPIBコントローラが必要です。通常、コントローラ機能を持ったコンピュータがGPIB コントローラになります。 ☆ バイナリーモードの動作 GPIBコントローラから本機をリスナに指定すると、本機が受信したデータは8ビットの出力ポートに 出力されます。 GPIBコントローラから本機をトーカに指定すると、本機は入力ポートのデータをGPIB上に 送出します。 どちらの場合も、本機内部でデータの加工を行いません。また、出力ポートへ出力するためのコマンド、 入力ポートを読み取るためのコマンド、などは存在しません。 「リスナに指定する」ことが、あとに続くデータを「出力ポートへ出力する」ことになります。 「トーカに指定する」ことが、「入力ポートを読み取り、ポートのデータをGPIB上に送出させる」ことに なります。 GPIBコントローラから本機に対してシリアルポールを行うと、本機はステータス入力のデータを GPIB上に送出します。 この場合、「シリアルポールを行う」ことが「ステータスをGPIB上に送出させる」ことになります。 なお、バイナリーモードでは、本機がリスナ時に受信するデータやトーカ時に送信するデータのデリミタは 扱うデータがバイナリーのため、EOIだけが使用できます。([Ⅱ-3-3][Ⅱ-4-3]を参照) ☆ ASCIIモードの動作 当モードでは、出力ポートへ出力させたり、入力ポートのデータを読み取らせたりするためのコマンドが 用意されています。 出力ポートへ出力させるためには、本機をリスナに指定して「出力コマンド」と「出力データ」を渡します。 入力ポートのデータを読み取るには、本機をリスナに指定して「入力コマンド」を渡した後、本機をトーカに 指定して「入力データ」を引き取ります。 ステータス入力のデータを読み取るには、本機をリスナに指定して「ステータス入力コマンド」を渡した後、 本機をトーカに指定して「ステータス入力データ」を引き取ります。 ASCIIモードにおいても、本機に対してシリアルポールを行うことができます。しかし、この場合に GPIB上に送出されるデータはステータス入力のデータではなく、本機の内部情報に関するステータスです。 この内部情報に関するステータスはIEEE-488.2規格で定義されているステータスです。 デリミタについてIEEE-488.2規格ではLFとEOIを規定しています。ASCIIモードの場合、 本機ではこの規定されたデリミタの他、CRとの組み合わせも使用できるよう造られています。 (本書[Ⅱ-1-1]と「コマンド説明書」を参照) [Ⅰ-4]取り扱い上のご注意 (a) DIO-5440GPBは、5V単一電源で使用して下さい。 (b) 高温多湿の場所では、使わないで下さい。 (c) 保証期間は納入日から1年です。ただし当社に責のない修理は有償になります。 なお、この保証期間は、日本国内のみ有効であり、製品が国外に搬出された場合は、 自動的に保証期間が無効となります。 (d) 上記保証期間中に納入者側の責により故障を生じた場合は、その機器の故障部分の交換、 または、修理を納入者側の責任において行います。 ただし、次に該当する場合は、この保証の対象範囲から除外させて頂きます。 ①需要者側の不適当な取扱い、ならびに使用による場合。 ②故障の原因が納入品以外の事由による場合。 ③納入者以外の改造、または修理による場合。 ④その他、天災、災害などで、納入者側の責にあらざる場合。 なお、ここでいう保証は、納入品単体の保証を意味するもので、 納入品の故障により誘発される損害はご容赦頂きます。 (e) 修理・保守について 修理の必要が生じた場合、当社まで輸送して下さい。出張修理はご容赦頂きます。 また、適格、迅速な修理なため、故障状況、原因と思われる点などをメモでお知らせ下さい。 - 3 -
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[Ⅰ-5]DIO-5440GPBの形状 - 4 -
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【Ⅱ】使用方法 [Ⅱ-1]使用開始の前に [Ⅱ-1-1]ディップスイッチの設定 本機のGPIBアドレス、バイナリーモード/ASCIIモードなどの設定はパネル面から覗いている ディップスイッチと基板上のジャンパ設定を使って設定します。 また、電源を投入している状態でこのディップスイッチの設定を変更すると、自動的に電源を再投入した 場合と同じ状態になります。(「[Ⅱ-2]電源の投入と初期化」を参照) ON 1 2 3 4 5 6 7 8 OFF データモードの設定 JP3 SW8 データモード ON 5440モード OPEN OFF 設定しない ON 788Asciiモード CLOSE OFF 788Binaryモード 5440モード、788Asciiモード データの送受は「コマンド説明書」に記載の方法で行う。 788Binaryモード データの送受を行う「コマンド」が存在せず、トーカ指定やリスナ 指令によりデータの送受を行う。デリミタはEOIのみを使用する。 アドレスモード、デリミタの設定 SW6とSW7は SW8=OFFの場合、アドレスモードの選択を行う。 また、デリミタはEOIのみを使用する。 SW8=ONの場合、デリミタの選択を行う。 また、アドレスモードは常にアドレッサブルモードである。 SW8=OFF SW8=ON SW6 SW7 アドレスモード デリミタ選択 OFF リスンオンリー CR+EOI OFF ON トークオンリー CR+LF+EOI OFF アドレッサブル EOI ON ON モード LF+EOI アドレッサブルモード=コントローラから、アドレスにより トーカやリスナの指定を行うモード オンリーモード =コントローラからの指定とは 無関係にトーカやリスナである事 本機のアドレス設定(オンリーモードの場合、無効) SW1を最下位ビット、SW5を最上位ビットとして2進数で設定する。 OFF(下)が0、ON(上)が1となり、00000(0)から 11110(30)の範囲で設定する。 ★ たとえば3番に設定したい場合は、 SW1とSW2をON(上)にし、 SW3、SW4、SW5をOFF(下)にします。 ★ アドレス0番はコントローラのアドレスに使われる場合が多いので 注意して下さい。 ★ アドレス31番はGPIBの規格でトーカ/リスナの 解除コマンドとして使われていますので、設定しないで下さい。 - 5 -
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[Ⅱ-2]電源の投入と初期化 [Ⅱ-2-1]電源の投入前の確認 DC+5V±5%の電源の極性が間違いなく接続されていることをご確認ください。 本機の5V電源コネクタ表は「Ⅳ-2」に記載されています。 ディップスイッチとジャンパピンの設定をご確認下さい。 本機のGPIBアドレスとデータモード・デリミタについては[Ⅱ-1-1]に記載されています。 ジャンパピン(JP3)の位置は下図をご参照下さい。 JP3の位置 [Ⅱ-2-2]電源の投入後の初期化 本機は電源を投入すると下記の状態に初期化されます。 また、電源を投入している状態でディップスイッチを変更した場合も下記と同じ初期化を行います。 1:8ビットの出力ポートの出力はすべて、Lowレベルを出力します。 2:負論理の出力信号は約200mSecのLowの期間を経てからHighに安定します。 3:GPIBインターフェースはIFCを受信した場合と同じ(トーカ/リスナ解除)になります。 4:ASCIIモードにおける、本機の動作に関係する本機内部の設定値も初期化されます。 (各設定値の初期値は「コマンド説明書」の各設定値の関係ページを参照) - 6 -
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[Ⅱ-3]出力データの出力 本機のバイナリーモードでは、出力ポートへ出力したいデータをバイナリーコードで、本機に送信します。 手順としては、本機をリスナに指定して、出力データを渡すだけです。本機はリスナに指定されたことで その後のGPIB上のデータを出力ポートへの出力データとして扱います。 ASCIIモードでは、ASCII文字列の、出力データをパラメータとする「出力コマンド」を本機に渡すと、 本機側でその文字列を解釈して出力ポートへ出力します。(具体的な方法は「コマンド説明書」を参照) バイナリーモード(788Binaryモード)でのデータ出力ポートは「LD1~LD8」の8ビットです。 788Asciiモードでのデータ出力ポートは「LD1~LD8」の8ビットです。 5440モードでのデータ出力ポートは「LD11~LD18、LD21~LD28」の16ビットです。 [Ⅱ-3-1]バイナリーモードでの出力データの出力 出力データは以下の手順で、出力ポートへ 出力されます。 ①本機をリスナに指定します。 ②本機は端末側のREADY信号がLowなら GPIBのNRFDをHighにして データを受信する用意をします。 ③パソコンなどのデータ送信元は 出力データをGPIB上に送出します。 ④本機はGPIB上のデータを受信し、 出力ポートへ出力します。 この時、LD-CLK信号を出力します。 また、EOIがアクティブかどうかの チェックも行います。 ⑤EOIがアクティブになるまで、 ②③④を繰り返します。 以上のようにして、ひとかたまりのデータ転送が行われ、終了します。なお、②の段階で端末側の READY信号がLowでなければ、Lowになるまで②の段階に留まります。 [Ⅱ-3-2]バイナリーモードでの出力データの構造 バイナリーモードでは、出力データをバイナリーコードの形で本機に対して送信します。 (ASCIIモードの場合は、ASCII文字列で送信可能ですので、その方法については 「コマンド説明書」を参照してください。) 出力ポートは8ビットですから出力データのコードは0~255の範囲であり、2進数の場合「0」又は 「1」で表す8桁です。(8ビットに満たない場合は上位ビットは0と仮定します。) この8ビットを1バイトとし、本機に送信します。出力ポートへ複数の出力データを次々と出力したい場合は 8ビットのデータを複数バイト送信してください。 下図に例を示します。(8ビットはB0をLSB、B7をMSBとしています。) GPIBのデータバスライン DIO8 DIO7 DIO6 DIO5 DIO4 DIO3 DIO2 DIO1 バスラインに乗せるビットデータ B7 B6 B5 B4 B3 B2 B1 B0 バスラインに乗せるビットデータ 0 1 0 0 1 0 1 0 対応する出力ポートの信号名称 LD8 LD7 LD6 LD5 LD4 LD3 LD2 LD1 この例で、出力ポートへ出力するデータは10進数で「74」です。16進数では「4A」です。 これはASCII文字の「J」を表しています。 本機がこのデータを受信し、出力ポートへ出力すると、各信号は下図のようになります。 対応する出力ポートの信号名称 LD8 LD7 LD6 LD5 LD4 LD3 LD2 LD1 出力信号のレベル Low High Low Low High Low High Low - 7 -
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[Ⅱ-3-3]出力データの送受タイミング 前述の出力データを本機が受信し、出力ポートが更新されるようすを下図に示します。 (図はふたつ(2バイト)のデータの場合の例を示しています。) 下図において、DIOライン、DAV、EOIはデータを送信するパソコンなどが出力します。 READY、LD1~LD8、LD-CLKは本機の端末側の信号で、READY信号はユーザー回路の データ受信準備ができているかどうかを示し、LD1~LD8はデータが出力される出力ポートの信号です。 LD-CLKは出力ポートのデータが更新されたことを示すパルス信号です。 DIOライン ① ② DAV EOI ③ READY ④ ⑤ LD-CLK LD1~LD8 ⑥ ⑦ ①:[Ⅱ-3-2]で説明されている「出力データ」のひとつ(1バイト)目です。 READY信号がLow(④)であればDIOライン上のデータ(①)がLD1~LD8に出力されます(⑥)。 この時LD-CLK信号がLowになります。(約1u秒のパルスです。) ②:[Ⅱ-3-2]で説明されている「送信データ」のふたつ(2バイト)目です。 READY信号がLow(⑤)であればDIOライン上のデータ(②)がLD1~LD8に出力されます(⑦)。 この時LD-CLK信号がLowになります。(約1u秒のパルスです。) ③:デリミタです。 最終バイト(この場合は「送信データ」のふたつ(2バイト目))と同時にLowにします。 通常、デリミタとしてCRやLFなどが使われますが、本機のバイナリーモードではCRやLFは 使用できません。 CRやLFを使用すると、上図の②の後にCRやLFのコードがDIOライン上に現れて、本機は そのコードを出力データとして扱うため、予期しない出力データが出力ポートに出力されることが あります。 EOIをアクティブにするタイミングは、最後の出力データと同時です。 出力データがひとつなら、そのデータと同時にアクティブにします。 上記のタイミング図は「5440モード」の場合は適用されません。 - 8 -
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[Ⅱ-4]入力データの読み取り 本機のバイナリーモードでは、本機はトーカに指定されただけで入力ポートの入力データをGPIB上に 送信しようとします。あとはパソコンなどがデータ受信を行えば、入力データ「TD1~TD8」を 取得できます。 ASCIIモードでは、パソコンなどから本機に入力データを読み取るコマンドを送信してからデータ受信を 行う必要があります。(具体的な方法については「コマンド説明書」を参照してください。) バイナリーモード(788Binaryモード)でのデータ入力ポートは「TD1~TD8」の8ビットです。 788Asciiモードでのデータ入力ポートは「TD1~TD8、TD21~TD26」の14ビットです。 5440モードでのデータ入力ポートは「TD11~TD18、TD21~TD28、*TD31~*TD38」の24ビットです。 [Ⅱ-4-1]バイナリーモードでの入力データの読み取り 入力データ「TD1~TD8」は以下の 手順でパソコンなどへ送られます。 ①本機をトーカに指定します。 ②パソコンはデータ受信の用意をします。 ③本機は端末側のREADY信号がLowであれば 入力データ「TD1~TD8」を GPIB上に送出します。 また、この時、端末側のEOD信号がLowなら GPIBのEOIラインをアクティブに します。 READY信号がHighであればLowになるまで GPIBのハンドシェイクを止めます。 ④パソコンはGPIB上のデータを受信します。 ⑤パソコンがデータを受信した時、EOIラインがアクティブであれば、その後のデータ受信を やめます。EOIラインがアクティブでなければ、次のデータ受信のために②へ行きます。 [Ⅱ-4-2]バイナリーモードでのデータの形式 上記の手順で本機からパソコンへ送られたデータは、上図に示すように入力データ「TD1~TD8」の 状態がそのままGPIB上に送出された、バイナリーコードです。 (入力データ「TD1~TD8」は正論理、GPIBは負論理のためLow/Highの関係は反転しています。) 例えば、端末側の入力データ「TD1~TD8」が 右のように入力されている時、本機から送出され、 TD8 TD7 TD6 TD5 TD4 TD3 TD2 TD1 パソコンがデータ受信を行った場合、 Low High Low Low Low Low Low High *アスキー文字として受信すると、 “A” *バイナリーコードとして受信すると、“65” となります。 [Ⅱ-4-3]バイナリーモードでのデリミタ デリミタは、「788Binaryモード」では「EOI」だけが使用可能です。 文字列データを取り扱う場合、「CR:16進数で0D」や「LF:16進数で0A」をデリミタとして 使用される事がありますが、本機においては、それらも送受されるデータとみなします。 (CR、LFをデリミタとしたい場合は「ASCIIモード」に設定し、「コマンド説明書」に説明されて いる方法でお使いください) ①「788Binaryモード」では、「EOI」がアクティブになると送受を終了します。 ②「788Binaryモード」では、CR,LFを本機が 受信した場合はデータとみなし、出力ポートに出力します。 EOI GPIBのデリミタ この時の出力データは保障されません。 CR,LF データのデリミタ ③また、端末側「TD1~TD8」に入力されたCR,LFは、 そのままデータとして、GPIB側に送信します。 - 9 -
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[Ⅱ-5]ステータスの読み取り 788Binaryモードでは、GPIBコントローラからのシリアルポールで、本機の端末側のステータス入力 「ST1~ST6、ST8」を読み取ることができます。 また、端末側のREQ信号にLowのパルスを入力することにより、GPIBのSRQラインをアクティブに することができます。 5440モードと788Asciiモードでは、「外部ステータスコマンド」によりステータス入力「ST1 ~ST8」を読み取ることができます。(ステータスコマンドに関しては「コマンド説明書」を参照) REQ信号へパルス入力があると、以下の手順でGPIBコントローラへステータスが読み取られます。 ①REQ信号に、幅が100nSec以上のLowの パルスが入力される。 GPIB コントローラ ②GPIB上のSRQラインがアクティブになる。 ③GPIBコントローラはSRQラインが アクティブになったことを検出し、 シリアルポールを行う。 DIO-5440GPB ④GPIBコントローラから、全機器へ、 [ST1~ST6,ST8] シリアルポールモード開始を伝える。 ⑤GPIBコントローラから、本機を トーカに指定します。 ユーザー回路 ⑥「788Binaryモード」では、 シリアルポールモード中にトーカに指定されると 「ST1~ST6・ST8」に入力されているデータを GPIB上に送出します。 ⑦GPIBコントローラはGPIB上のデータをステータスとして読み込む。 ここでGPIBコントローラがGPIBコントローラ機能を持ったパソコンであっても同様です。 尚、このシリアルポールの場合は、READY信号はLowでもHighでも構いません。 また、SRQラインがアクティブでない場合にシリアルポールしても構いません。 下図にステータス入力とGPIBコントローラが受け取ったステータスバイトとのビット関係を示します。 ステータスバイトのビ ット割付 BIT7 BIT6 BIT5 BIT4 BIT3 BIT2 BIT1 BIT0 ST8 * ST6 ST5 ST4 ST3 ST2 ST1 *は本機が、「SRQ」を送出した場合、 “1” 送出していない場合、“0”です。 端末側のステータス入力は負論理ですが、GPIBコントローラが受け取ったステータスバイトは正論理です。 - 10 -
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【Ⅲ】各信号の機能 [Ⅲ-1]GPIBの信号 GPIBの信号は全て負論理です。機能の概略を下表にまとめてあります。 信号名称 機 能 ドライブする装置 ATNがLowの時はGPIBコマンド、Highの時はデータが コントローラ DIO1~DIO8 送受される8ビットパラレルの信号 トーカ ATN DIOライン上の信号がGPIBコマンドかデータかを示す信号 コントローラ システム立ち上げ直後などに、各装置のGPIBインターフェースを IFC コントローラ 初期化するための100uSec以上のパルス信号 REN 各装置をコントローラの支配下に置くことを示す信号 コントローラ DAV DIOライン上の信号が有効であることを示す信号 コントローラ 装置がDIOライン上の信号を受信する準備ができていないことを 非コントローラ NRFD 示す信号信号 リスナ 非コントローラ NDAC 装置がDIOライン上の信号の受信を終了していないことを示す信号 リスナ DIOライン上の信号と同時にLowにすることにより EOI トーカ DIOライン上の信号が最終データであることを示す信号 SRQ コントローラに対して他の装置がサービスを要求する信号 非コントローラ [Ⅲ-2]端末側の信号 機能の概略を下表に示します。 信号名称 機 能 論理 入力/出力 LD11~LD18 デジタル出力ポートの出力データ信号 正 出力 LD21~LD28 ST1~ST8 ステータス入力信号 負 入力 TD11~TD18 正 TD21~TD28 デジタル入力ポートの入力データ信号 入力 TD31~TD38 負 LD-CLK 出力データを出力するタイミングを示す信号 負 出力 注1 TD-CLK 入力データを入力するタイミングを示す信号 負 出力 注1 REQ SRQラインをアクティブにするよう要求する信号 負 入力 注1 EOD 入力データと同時にLowにすることにより、最終である事を示す信号 負 入力 注1 READY 外部回路が入出力データの送受する準備ができている事を示す信号 負 入力 注1 TLK 本機がトーカに指定されている事を示す信号 負 出力 注1 LSN 本機がリスナに指定されている事を示す信号 負 出力 注1 RMT 本機がコントローラの支配下に置かれている事を示す信号 負 出力 注1 SPM コントローラがシリアルポールを行っている事を示す信号 負 出力 注1 TRG GPIBのGETコマンドを受信した事を示すパルス信号 負 出力 注1 DCL GPIBのSDC、DCLコマンドを受信した事を示すパルス信号 負 出力 注1 注1:これらの信号は出力ポートまたは入力ポートと重複しています。 788Asciiモード、788Binaryモードの場合に有効です。 - 11 -
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[Ⅲ-2-1]READY信号とデータ入力タイミング 本機の端末側には、ユーザ回路が接続されます。デジタル入力ポートの入力データ(TD1~TD8)の データ転送が、複数バイトの場合で、かつ1バイト送受するごとに、ユーザ回路側でなんらかの時間の かかる処理を必要とする場合にREADY信号を使用します。 たとえば、ユーザ回路がマイコンの入出力ポートである場合などです。 そのような場合以外は、READY信号はLowにして使用します。 本機が端末側の入力データ(TD1~TD8)を取り込むタイミングは、READY信号はLowの時にTD-CLKを 出力する時です。([Ⅲ-3-3]、[Ⅲ-4-2]を参照) 本機がバイナリーモードで動作している場合、本機がトーカに指定されるとREADY信号の状態がGPIBの バススピードに影響します。 バイナリーモードの場合、トーカに指定されると 『READY信号』をHighにすると GPIBは止まります。 『READY信号』をLowにすると GPIBは動きます。 本機がASCIIモードで動作している場合、本機が「INPUT:DATA」コマンドを実行する時はREADY信号の 状態がGPIBのバススピードに影響します。 また、本機のサンプル動作がRUNNING状態にある時、データ取り込み間隔に影響します。 (「コマンド説明書」を参照) [Ⅲ-2-2]REQ信号とサービスリクエスト 通常、GPIBコントローラが主体となり、そのプログラムに従ってトーカ、リスナが指定され、データの 伝送がおこなわれますが、実際のシステムでは不測の事態が起こったり、予定された動作でもいつ発生するか わからない場合もあります。 一般に割込みという手法で対処する事が多いのと同様に、GPIBではSRQラインを用いて端末機器側から コントローラにアクションを起こします。 GPIBのSRQラインがアクティブになると、コントローラはあらかじめ用意されたサービスプログラムへ 飛び、シリアルポールまたはパラレルポールによりサービスを開始します。 本機にはこのSRQラインをアクティブにする機能、及びシリアルポールに応答する機能があります。 バイナリーモードの場合 ①本機の端末側コネクタのREQ信号に100nSec以上のLowのパルスを入力すると、GPIBの SRQラインが、アクティブになります。 ②GPIBコントローラがシリアルポールを開始すると、 本機は端末側コネクタのST1~ST6,ST8の信号をステータスとしてコントローラへ送出します。 ASCIIモードの場合 ①本機の端末側コネクタのREQ信号に100nSec以上のLowのパルスを入力すると、GPIBの SRQラインが、アクティブになります。 ただし、関連するレジスタの内容でREQ信号によるSRQ送出が許可されていなければなりません。 (コマンド説明書[Ⅲ-3]を参照) ②GPIBコントローラはシリアルポール、またはIEEE488.2によるクエリコマンド (問い合わせコマンド)で外部ステータスとしてST1~ST6,ST8を読み取ることができます。 [Ⅲ-2-3]TRG信号とトリガコマンド 本機が、GPIBコントローラからGETコマンドを受信すると端末側コネクタのTRG信号から 約1μSecのパルスを出力します。 ASCIIモードにおいてはGETコマンド以外に*TRGコマンドでも約1μSecのパルスを出力し、 サンプル動作やプレイ動作のトリガとして働きます。(「コマンド説明書」を参照) 通常、測定の開始やスタートなどの信号として利用できます。 [Ⅲ-2-4]DCL信号とデバイスクリアコマンド 本機が、GPIBコントローラからSDCコマンドやDCLコマンドを受信すると、端末側コネクタの DCL信号から約1μSecのパルスを出力します。 通常、カウンタのリセット、測定中止などの信号として利用できます。 - 12 -
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[Ⅲ-2-5]RMT信号とリモート/ローカル ある装置を、GPIBを使ってコンピュータ制御する方法とマニュアルスイッチを使って制御する方法との 両方式を共存させる場合、二つの方法で随時、ランダムに制御したのでは、不都合が生じる事があります。 この様な場合、その装置がコンピュータの制御下に置かれるべき事を示す出力信号RMT信号が、本機に 用意されています。 両方式を共存させる場合、このRMT信号を利用して、不都合が生じないようなシステムが構築されなければ なりません。 下図に、RMT信号がどのように働くかを示します。 [Ⅲ-2-6]LD1~LD8(出力ポート) 本機から端末側への正論理の出力データ信号です。この出力データが更新される時はLD-CLK信号が 出力され、更新されたことを知らせます。 バイナリーモードで動作している場合、以下の時に初期化(すべてLowになります)されます。 1:本機の電源が投入された時 2:ディップスイッチの設定が変更された時 3:RES-IN信号が入力された時 4:GPIBからのIFCラインがアクティブになった時 ASCIIモードで動作している場合、以下の時に初期化(すべてLowになります)されます。 1:本機の電源が投入された時 2:ディップスイッチの設定が変更された時 3:GPIBから*RSTコマンドを受信した時(「コマンド説明書」を参照) - 13 -
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[Ⅲ-3]788Binaryモードのタイミング [Ⅲ-3-1]GPIBコマンドの受信タイミング(ATNがLowの場合) GPIB側:DAV MAX 40uS TYP 20uS 端末側:*TLK, *LSN, *RMT MAX 50uS TYP 22uS 端末側:*SPM MAX 48uS TYP 22uS 2uS±1% 端末側:*TRG, *DCL [Ⅲ-3-2]出力データの受信タイミング(本機がリスナに指定されている場合) GPIB側:NRFD MAX 50uS GPIB側:NDAC TYP 20uS GPIB側:DAV 端末側:*READY MAX 50uS TYP 25uS 2uS±1% 端末側:*LD-CLK MIN 0uS 端末側:LD1~LD8 旧(前回)データ 新(今回)データ READY信号をHighに戻すタイミングはLD-CLK信号がLowの期間に行ってください。 [Ⅲ-3-3]入力データの送信タイミング(本機がトーカに指定されている場合) GPIB側:NRFD MAX 44uS GPIB側:NDAC TYP 18uS MAX 18uS GPIB側:DAV MAX 45uS TYP 30uS 端末側:*READY 端末側:*TD-CLK MIN 10uS MIN 0uS 端末側:TD1~TD8 無効 有効データ 無効 READY信号をHighに戻すタイミングはTD-CLKがLowの期間に行ってください。 - 14 -
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[Ⅲ-4]788Asciiモードのタイミング [Ⅲ-4-1]端末側への出力データの出力タイミング 端末側:*READY TYP 62uS 2uS±1% 端末側:*LD-CLK MIN 0uS 端末側:LD1~LD8 旧(前回)データ 新(今回)データ READY信号をHighに戻すタイミングはLD-CLK信号がLowの期間に行ってください。 READY信号がLowレベルに固定されている場合、LD-CLK信号は50uSec以上(標準値は80uSec)の High後、次のサイクルに入ります。 [Ⅲ-4-2]端末側からの入力データの入力タイミング TYP 25uS 端末側:*READY 端末側:*TD-CLK MIN 24uS MIN 0uS 端末側:TD1~TD8 無効 有効データ 無効 READY信号をHighに戻すタイミングはTD-CLKがLowの期間に行ってください。 READY信号がLowレベルに固定されている場合、TD-CLK信号は50uSec以上(標準値は80uSec)の High後、次のサイクルに入ります。 - 15 -
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【Ⅳ】コネクタの信号配列表 [Ⅳ-1]GPIBコネクタ(CN1) 信号名 ピン番号 信号名 DIO1 1 13 DIO5 DIO2 2 14 DIO6 DIO3 3 15 DIO7 DIO4 4 16 DIO8 EOI 5 17 REN DAV 6 18 GND NRFD 7 19 GND NDAC 8 20 GND IFC 9 21 GND SRQ 10 22 GND ATN 11 23 GND シールド 12 24 GND *使用コネクタ 57LE-20240-77OOD35(第一電子工業製) *適合ケーブル 408Jxx (第一電子工業製) xxはケーブル長 注 意 ☆ コネクタの脱着は、電源を断にしてから行って下さい。 誤動作の原因となることがあります。 ☆ 12番ピン「シールド」ラインの取り扱いについて 「シールド」ラインは本機ボード内でいずれのパターンにも接続されていません。 システムの置かれている状況に応じて信号グランド、フレームグランドなどに接続する 必要がある場合があります。(強力なノイズなどによるシステムの誤動作など) 本機ボード上のJP1をショートすると「シールド」ラインがFG(フレームグランド)に JP2をショートすると「シールド」ラインがSG(信号グランド)に接続されます。 [Ⅳ-2]5V電源用コネクタ(CN6) +5V±5%の電源を接続してください。 上面図 ピン番号 信号名 1 +5V 2 N.C. 3 GND *使用コネクタ B3B-XH-A (JST製) *適合ソケット XHP-3 (JST製) *適合コンタクトピン BXH-001T-P0.6 (JST製) 注 意 ★ 電源は必ず+5V±5%のものをご使用下さい。それ以外の電源をご使用になると、 誤動作または最悪の場合、破損・焼損し、火災の原因になることがあります。 - 16 -
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[Ⅳ-3]端末側コネクタ(CN2) 本機の端末側コネクタの信号名や用途は設定されたデータモードにより変わる部分があります。 下記の信号配列表の「信号名」の列はデータモードごとの信号名を現しています。 「5440」列は「5440モード」の場合の信号名を 「788A」列は「788Asciiモード」の場合の信号名を 「788B」列は「788Binaryモード」の場合の信号名を 現しています。 信号名 信号名 入力/出力 ピン番号 入力/出力 5440 788A 788B 5440 788A 788B LD11 LD1 1 2 LD12 LD2 LD13 LD3 3 4 LD14 LD4 出力 出力 LD15 LD5 5 6 LD16 LD6 LD17 LD7 7 8 LD18 LD8 電源出力 +5V 9 10 GND 電源出力 LD21 *LD_CLK 11 12 LD22 *TD_CLK LD23 *TLK 13 14 LD24 *LSN 出力 出力 LD25 *RMT 15 16 LD26 *SPM LD27 *TRG 17 18 LD28 *DCL 電源出力 +5V 19 20 GND 電源出力 未使用(N.C.) 21 22 未使用(N.C.) 未接続 未接続 未使用(N.C.) 23 24 未使用(N.C.) *TD31 *ST1 25 26 *TD32 *ST2 *TD33 *ST3 27 28 *TD34 *ST4 入力 入力 *TD35 *ST5 29 30 *TD36 *ST6 *TD37 *ST7(*REQ) 31 32 *TD38 *ST8 *TD11 TD1 33 34 *TD12 TD2 *TD13 TD3 35 36 *TD14 TD4 入力 入力 *TD15 TD5 37 38 *TD16 TD6 *TD17 TD7 39 40 *TD18 TD8 電源出力 +5V 41 42 GND 電源出力 *TD21 TD21 未使用 43 44 *TD22 TD22 未使用 *TD23 TD23 未使用 45 46 *TD24 TD24 未使用 入力 入力 *TD25 TD25 未使用 47 48 *TD26 TD26 未使用 *TD27 *EOD 49 50 *TD28 *READY 表中の信号名の先頭文字「*」は負論理を意味します。 *使用コネクタ HIF3BB-50PA-2.54DS (ヒロセ電機製) *適合ソケット HIF3BB-50D-2.54R (ヒロセ電機製)フラットケーブル用 *適合ソケット HIF3BB-50D-2.54C (ヒロセ電機製)バラ接続用 *適合コンタクトピン HIF3-226SC 等 (ヒロセ電機製)HIF3BB-50D-2.54C用 49 47 3 1 端末側コネクタの正面図 50 48 4 2 注 意 ☆ コネクタの脱着は、電源を断にしてから行って下さい。 誤動作の原因となることがあります。 - 17 -
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【Ⅴ】仕様 [Ⅴ-1]総合仕様 バス転送速度 788Binaryモード時、最大35Kバイト/秒 *1 5440モード 16ビット/正論理 データ出力 788Asciiモード 8ビット/正論理 788Binaryモード 5440モード 24ビット/負論理 データ入力 788Asciiモード 14ビット/正論理 788Binaryモード 8ビット/正論理 5440モード 8ビット/負論理(データ入力と兼用) ステータス入力 788Asciiモード 8ビット/負論理 788Binaryモード 7ビット/負論理 消費電力 DC5V±5% 0.3A以下 使用環境 0℃~45℃(結露しないこと) 外形寸法 102W×122L×22H(mm)(突出部を含まず) 取扱説明書 1部 コマンド説明書 1部 付属品 端末側コネクタ用 コネクタ(HIF3BB-50D-2.54R) (ヒロセ電機製) 1個 コネクタ(XHP-3) (JST製) 1個 5V電源コネクタ用 コンタクトピン(BXH-001T-P0.6) (JST製) 3個 *1:788Binaryモード以外ではバス転送速度はコマンド文字列の内容により大きく変化します。 [Ⅴ-2]GPIB仕様 788Binaryモード IEEE-Std.488-1978 規格 788Asciiモード IEEE-Std.488.2-1992 5440モード 788Binaryモード SH1,AH1,T5,L3,SR1,RL0,PP0,DC1,DT1,C0 サブセット 788Asciiモード SH1,AH1,T5,L3,SR1,RL0,PP0,DC1,DT0,C0 5440モード SH1,AH1,T5,L3,SR1,RL0,PP0,DC1,DT1,C0 788Binaryモード 「EOI」のみ(CRやLFなどはデータとして扱う) デリミタ 788Asciiモード ディップスイッチで選択 5440モード コントロールLSI NAT9914BPDF(ナショナルインスツルメンツ社製) 使用IC ドライバ/レシーバ SN75160B/161B(テキサスインスツルメンツ社製相当) [Ⅴ-3]端末側仕様 出力信号 C-MOS(IoH = IoL = 8mA max) 入力信号 C-MOS(100KΩで+5Vにプルアップ) - 18 -