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【製品カタログ・スペック・用途】共通熱歴センサー「リファサーモ」

製品カタログ

共通熱歴センサー「リファサーモ」の製品情報、スペック、用途を詳細にご紹介致します。

『リファサーモ』は600℃以上の焼成工程の品質管理(工業用セラミックス、衛生陶器、陶磁器等) や高温熱処理工程の品質管理に最適です。

セラミック(焼き物)は、陶器や磁器と同じようなものですが、今では工業製品として広く使用されています。その用途開発も進みより品質・信頼性を要求される用途として採用されるようになるにつれて、物性に影響する高温焼成工程での品質管理の必要性が高まり、安定した品質を実現するために作られたものです。

通常の熱電対、電気計器等による温度管理には限界があり、永続的に同じ焼成条件を維持することはほとんど不可能であると考えられます。

一般の焼成工程は主に温度プロファイルによって管理されていますが、実際に被焼成物に加わる熱履歴は炉の仕様、熱容量などによって異なります。

『リファサーモ』は、原料の組成、粒度、成型密度等が厳密に管理された実用標準物質です。適用温度範囲(600℃~1700℃)によって5種類あり、リファサーモを被焼成物と同時に焼成し、焼成後の寸法を測定することにより、焼成条件をより厳密に管理することができます。

『リファサーモ』は一般財団法人 日本ファインセラミックセンター(略称:JFCC)によって企画・開発されました。
JFCCは我が国の産業促進を目的に1985年に通産省(現:経済産業省)の新素材振興策の一環で設立された組織です。

ボンドブラザーズは『リファサーモ』の公式代理店です。

このカタログについて

ドキュメント名 【製品カタログ・スペック・用途】共通熱歴センサー「リファサーモ」
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 938.2Kb
登録カテゴリ
取り扱い企業 株式会社ボンドブラザース (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

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共通熱歴センサー「リファサーモ」 実用標準物質 (財)日本ファインセラミックセンター
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2 (財)日本ファインセラミックセンター 一般財団法人 日本ファインセラミックセンター(略 称:JFCC)は我が国の産業促進を目的に1985年に 通産省(現:経済産業省)の新素材振興策の一環で 設立された組織です。 ©Copyright Bond Bros.Co., Ltd. inc. All Rights reserved.
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3 リファサーモについて • セラミック(焼き物)は、陶器や磁器と同じようなものですが、今では工業 製品として広く使用されています。その用途開発も進みより品質・信頼性 を要求される用途として採用されるようになるにつれて、物性に影響す る高温焼成工程での品質管理の必要性が高まり、安定した品質を実現 するために作られたものです。 • 通常の熱電対、電気計器等による温度管理には限界があり、永続的に 同じ焼成条件を維持することはほとんど不可能であると考えられます。 • 一般の焼成工程は主に温度プロファイルによって管理されていますが、 実際に被焼成物に加わる熱履歴は炉の仕様、熱容量などによって異な ります。 • リファサーモは、原料の組成、粒度、成型密度等が厳密に管理された実 用標準物質です。適用温度範囲(600℃~1700℃)によって5種類あ り、リファサーモを被焼成物と同時に焼成し、焼成後の寸法を測定する ことにより、焼成条件をより厳密に管理することができます。 ©Copyright Bond Bros.Co., Ltd. inc. All Rights reserved.
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4 用途 • 600℃以上の焼成工程の品質管理(工業用セラ ミックス、衛生陶器、陶磁器等) • 高温熱処理工程の品質管理 ©Copyright Bond Bros.Co., Ltd. inc. All Rights reserved.
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5 目的及び使用例 使用目的 使用例 ◇窯炉の熱性能及び特性の評価を通じて製品品質を最適化するため ◇温度プロファイル、窯炉の調整、棚のレイアウト、窯炉部品の性能評価 工程管理と最適化 ◇工程観察 ◇窯炉の積載量の違い ◇窯炉間の違い トラブルシューティング / ◇窯炉内部の異なるロケーションの差異 ◇窯炉部品の故障評価 異常検知 ◇熱源あるいは熱電対の不良評価 ◇工程設定の微調整 歩留り改善 ◇エネルギー消費の最適化 ◇異なる窯炉間あるいは窯炉部品の熱性能上の違いを少なくしたり、無くす 製品の品質改善 ことで製品性能(寸法、粒度等)のバラツキを削減する。 ◇試験に使用する製品数を削減する。 検査時間及びコスト削減 ◇製品テストを無くすことも可能 ◇サンプリング率を必要最小限に減らす 品質保証 ◇Xbar-R管理図を用いた統計的な品質管理に利用できる ©Copyright Bond Bros.Co., Ltd. inc. All Rights reserved.
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6 リファサーモの原理 • リファサーモはアルミナなどのセラミック粉末を所定の形状に 成形したものです。加熱処理することで一般のセラミックスと 同様、昇温にともなって収縮緻密化が進行し、ついには緻密 体となります。 • リファサーモを炉内の管理したい位置にセットし、加熱処理 後室温まで冷却してから、図1の寸法をマイクロメータで測 定します。(*測定に際しては、室温で1時間程以上放置した 後に測定して下さい。) 図1 リファサーモの寸法測定部分 ©Copyright Bond Bros.Co., Ltd. inc. All Rights reserved.
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7 使用方法 • 管理ポイントに「リファサーモ」を置いて焼成後の寸 法を測定する。 • 添付されている(寸法-指示温度)対照表より指示温 度を決定し、その指示温度を管理の指標にします。 • 指示温度は、実際の物理温度ではなく、被焼成物に 加えられた総合的な熱履歴を表す指標です。 • 対照表の指示温度は、(昇温速度200℃/時間、設定 温度保持時間2時間、降温速度300℃/時間)の条件 で焼成した時の設定温度に相当するものです。 ©Copyright Bond Bros.Co., Ltd. inc. All Rights reserved.
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8 表1 寸法-指示温度対照表の一部 (財)ファインセラミックセンター リファサーモ TYPE-M Dimension Index temperature 寸法 指示温度 寸法 指示温度 寸法 指示温度 LOT. #6GO4 寸法mm 指示温度 mm ℃ mm ℃ mm ℃ ℃ 18.65 1,500 18.91 1,451 19.17 1,431 19.43 1,413 18.66 1,497 18.92 1,450 19.18 1,430 19.44 1,412 18.67 1,494 18.93 1,449 19.19 1,430 19.45 1,411 18.68 1,491 18.94 1,448 19.20 1,429 19.46 1,411 18.69 1,488 18.95 1,447 19.21 1,428 19.47 1,410 18.70 1,485 18.96 1,446 19.22 1,428 19.48 1,409 18.71 1,482 18.97 1,445 19.23 1,427 19.49 1,409 18.72 1,480 18.98 1,444 19.24 1,426 19.50 1,408 18.73 1,477 18.90 1,444 19.25 1,426 19.51 1,407 18.74 1,475 19.00 1,443 19.26 1,425 19.52 1,406 18.75 1,473 19.01 1,442 19.27 1,424 19.53 1,406 18.76 1,472 19.02 1,442 19.28 1,424 19.54 1,405 18.77 1,470 19.03 1,441 19.29 1,423 19.55 1,404 18.78 1,469 19.04 1,440 19.30 1,422 19.56 1,404 18.79 1,468 19.05 1,439 19.31 1,422 19.57 1,403 18.80 1,466 19.06 1,439 19.32 1,421 19.58 1,402 18.81 1,465 19.07 1,438 19.33 1,420 19.59 1,401 18.82 1,463 19.08 1,437 19.34 1,420 19.6 1,401 18.83 1,461 19.09 1,436 19.35 1,419 19.61 1,400 18.84 1,460 19.10 1,436 19.36 1,418 19.62 1,399 18.85 1,458 19.11 1,435 19.37 1,417 19.63 1,398 ©Copyright Bond Bros.Co., Ltd. inc. All Rights reserved.
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9 リファサーモの種類と使用温度範囲及びその 選定方法 リファサー TYPE 使用温度範囲 指示温度精度 モ RT H 1400~1700℃ ±10℃ RT M 1200~1500℃ ±10℃ RT L 1050~1300℃ ±10℃ RT L1 800~1150℃ ±15℃ RT L2 600~900℃ ±15℃ n適性タイプの選定の方法 *使用温度だけでは選定を誤ることがあります。 • 大気中2時間保持であれば、使用温度範囲の目安に準じて選定することができます。たとえば、 1350℃ならばMタイプ、1150℃ならばLタイプになります。1250℃の場合は、ユーザーの実際の焼成条 件でMタイプとLタイプをそれぞれ焼成し、その寸法が換算表の中央に近い方のタイプを選定します。 • 次に、大気中で、保持時間が、2時間よりも長い場合は、高温タイプ側へ、2時間よりも短い場合は、 低温タイプ側へ適性タイプがシフトします。たとえば、1250℃で30分保持ならば、MタイプよりもLタイプの 方がより適正なタイプと考えられます。 雰囲気が大気でない場合、温度と保持時間から推定し、実際に その条件でテストする必要があります。 ©Copyright Bond Bros.Co., Ltd. inc. All Rights reserved.
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10 収縮後の寸法-温度の関係 温度(℃) 収縮後の寸法 (mm) ©Copyright Bond Bros.Co., Ltd. inc. All Rights reserved.
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11 発注方法及び梱包について n品番:RT-□(5種類のTYPEから選んで下さい。) n発注単位:200個/箱(50個/プラスチックチューブ x 4本入 り) n重量:600~750g/箱(タイプによって異なります。) n標準価格:40,000円/箱(10箱以上はご相談下さい。) nお問い合わせ先: n 会社名:株式会社ボンドブラザース n 代表者:深澤 隆 n 住所:〒227-0063神奈川県横浜市青葉区榎が丘28-1-109 n メールアドレス:takashi@bond-bros.com n 携帯:090-4495-5986 ©Copyright Bond Bros.Co., Ltd. inc. All Rights reserved.