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水道分野向けSievers TOC計M5310Cシリーズ

製品カタログ

浄水場における取水管理や飲料水のTOC管理などに使用いただけます!

各種法令に対応した純水・精製水・飲料水中の有機性不純物の管理や環境水・排水中に含まれる有機汚濁物質の量を測定することを目的とした水道分野向けのTOC計です。

<特徴>
・ガス透過膜式導電率測定方式で妨害イオンを除去
・低ランニングコスト(ガス不要・校正:年1回)
・無機炭素(IC)除去システムを標準搭載

アプリケーション:原水管理や水道事業体における水質管理

このカタログについて

ドキュメント名 水道分野向けSievers TOC計M5310Cシリーズ
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 2.1Mb
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登録カテゴリ
取り扱い企業 セントラル科学株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

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TOC(全有機炭素)計 Sievers M5310Cシリーズ よりスピーディーに、 そして測定性能をアップ TOC計『Sievers M5310Cシリーズ』は、GE Analytical Instruments社製 Sievers ブランド TOC計の代名詞といえる「ガス透過膜式導電率測定方式」を採用した最新 の分析計です。TOC-800型/TOC-900型から受け継がれた技術を元に、さらに測 定間隔を短縮し、操作性やメンテナンス性を大幅に向上させました。浄水場におけ る取水管理や飲料水のTOC管理、各種研究用途に用いることができます。
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TOC(全有機炭素)計 TOC(Total Organic Carbon; 全有機炭素)は、半導体分野における超純水中に含まれる有機物濃度の指標や 製薬分野における精製水や注射用水の品質管理、水道水分野における安全性の管理、さらに環境分野や下水・排 水分野における有機汚濁物質の指標など、様々な場面/用途で用いられます。 よりスピーディーに測定結果を表示 従来の900型では測定を開始してから初回の測定値が表示されるま 900型 M5310C で約12分間要しましたが、M5310Cシリーズでは8分間に短縮する シリーズ ことを実現しました。また1サイクルの測定時間も従来4分間隔でし 測定間隔 4分間 2分間 たが、M5310Cシリーズでは半分の2分間隔に短縮し、短時間でより ※ ※ 多くのサンプル分析を行ったり、水質の変化をよりリアルタイムにモ 初期応答時間 約12分間 8分間 ニターしたりすることが可能です。 ※ICR:オフ、試薬注入:手動の場合 900 型の半分の時間で測定を行うので水質の変化をより鋭敏に感知 機器内部で試薬補充にかかる時間を大幅短縮し、ダウンタイムを削減 低メンテナンス/小型で軽量・省電力 導電率測定法は、校正安定性に優れ、キャリアガスを必要としない等の特長を有します。ガス配管等のユーティリティーは 不要で、本体はすべて小型で設置に多くのスペースを必要としません。装置内部で加熱したり加圧したりすることがあり ませんので安全性に優れる上、消費電力もわずかです。年間数時間のメンテナンスだけで、長期間高精度な測定が行えます。 高解像度のディスプレイに多彩な情報を表示 より大きくなり、解像度を増したディスプレイには多彩な情報が表示されます。表示されるアイコンをグラフィック表 示に変更し、直観的な操作が行えます。測定結果の他、消耗品の消耗度合いやエラー/警告のメッセージが表示され、一 目で分析計の状態を確認することができます。 グラブ測定モード表示画面例 オンライン測定モード表示画面例
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Sievers M5310Cシリーズ 様々な測定方法に対応する3機種をラインナップ M5310Cシリーズにはお客様の様々な目的・使用方法に対応するため、ポータブル型・オンライン型・ラボ型の3機種を ラインナップしています。 携帯性と多様性 現場設置型連続測定 生産性の向上 M5310C ポータブル型 M5310C オンライン型 M5310C ラボ型 ●軽量、コンパクトデザイン、IP-21対応で ●連続測定用でありながら、グラブサンプ ●グラブサンプル用チューブ、バイアルポー 現場に持ち運んでTOCの測定が可能 ルや標準液も測定可能 ト、オートサンプラーでの測定に対応 ●グラブサンプル測定、オートサンプラー ●壁掛け設置式、IP-45対応 ●軽量でコンパクト、設置に多くのスペー 測定、オンライン測定が可能 ●数ppbレベルの純水から数十ppmレベ スを必要としません ●無機炭素(IC)をサンプル水から除去する ルの環境水等まで幅広く対応可能 ●無機炭素(IC)をサンプル水から除去する システムを標準装備 ●無機炭素(IC)をサンプル水から除去する システムを標準装備 システムを標準装備 無機炭素除去装置(ICR) サンプル水に無機炭素を多く含む場合、予め無機炭素を除去してから測定することによりTOCの測定精度 が向上します。M5310Cシリーズでは脱気モジュールにサンプル水を通水し、常圧で溶存の二酸化炭素(ガ ス成分)を除去します。 充実のオプション機能 M5310Cシリーズの新機能として、オプションで2流路を自動に切り替え連続的にTOCを測定することができます (オンライン型のみ)。 オートサンプラー 最大63本(40mLバイアル)または120本(17mLバイアル)の検体を自動分析するための装置 です。 DataPro2ソフトウェア M5310Cとオートサンプラーを組み合わせて使用する場合、パ ソコンにインストールしたDataPro2ソフトウェアで操作しま す。プロトコルの作成や測定結果の管理を行います。 2流路切り替え M5310C オンライン型専用のオプションで装置内部の電磁弁で 測定するラインを切り替えることにより2つの異なる流路を交互 に測定することができます。 ■オプション機能対応表 M5310C ラボ型 M5310C ポータブル型 M5310C オンライン型 無機炭素除去装置(標準装備) ○ ○ ○ オートサンプラー ○ ○ × 2流路切り替え × × ○ オートサンプラー
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仕様: M5310Cシリーズ 計器仕様: ラボ型 ポータブル型 オンライン型 オートサンプラー 測定性能 40mL/60mLバイアル:63本 バイアル数 17mL/35mLバイアル:120本 測定方式 湿式紫外線酸化+ガス透過膜式導電率測定方式 標準ラック:6本(40mLバイアル) 測定範囲 4 ppb 〜 50ppm 電源 AC 100〜240V; 50/60Hz, 60W 再現性 RSD 1%以下 寸法 282( W) x 533( D) x 522( H) mm 精度 ±2%または±0.5ppb以内のどちらか大きい方 質量 14.1 kg 表示桁数 3桁 測定モード グラブ/ グラブ/オンラインオートサンプラー オートサンプラー グラブ/オンライン DataPro 2 ソフトウェア システム推奨条件 校正頻度 推奨12ヶ月 OS RAM CPU HD容量 測定間隔 2分間 Windows XP 256 MB 500 MHz 1 GB サンプル水温 5 〜 95℃ Windows Vista 1 GB 1 GHz 1 GB サンプル水圧 対象外 100 psig以下(連続測定時) Windows 7/8 (32/64 bit) 1GB / 2GB 1GHz / 1GHz 16GB / 20GBサンプル水量 対象外 50mL/min以上(連続測定時) 分析計内流量 0.5mL/min 計器仕様 USB(デバイス) 1点; 4-20mA出力 3点; アラーム出力 4点; 出力 USB(ホスト) 3点; バイナリ―入力 1点; USB(デバイス) 1点; Modbus TCP/IP 1点 USB(ホスト) 2点; Modbus TCP/IP 1点 Sievers TOC計 独自の技術 ディスプレイ 7インチ WVGA 800x480ピクセル; カラーLCDタッチスクリーン ― ガス透過膜式導電率測定方式 電源 AC 100〜240V; 50/60Hz; 100VA 導電率測定方式のTOC計では、有機物の酸化分 ヒューズ T 1.6A 250VAC ヒューズ(スローブロー); 5 x 20mm 解後に生成する二酸化炭素(炭酸根イオン)が示 246( W) x 400( D) 229( W) x 464( D) 450( W) x 265( D) す導電率を測定することにより、炭素濃度を算出寸法 x 422( H) mm x 395( H) mm x 549( H) mm しています。Sievers M5310Cシリーズではテ 質量 9.4kg 9.4kg 15.8kg フロンの薄膜により二酸化炭素を試料水から分 IC除去装置 本体内部に設置(標準装備) 析計内の純水ラインに分離する「ガス透過膜モ IP規格 対象外 IP-21 IP-45 ジュール」と称する二酸化炭素の分離測定メカニ 設置環境 ズムを搭載することにより、他のイオンの影響を 温度 5 〜 40℃ 排除した正確なTOC測定を可能にしています。 湿度 0 〜 95%; 結露しないこと 高度 3,000m以下 注)記載されている測定仕様は、作業者と標準液による誤差を最小に抑え、管理された試験室内にて達成される仕様です。 *記載の製品に関しては、改良のため予告なく仕様変更する場合もありますのでご了承下さい。 本   社 〒112-0001 東京都文京区白山5-1-3東京富山会館ビル TEL. 03(3812)9186( 代) FAX. 03(3814)7538 大 阪 支 店 〒532-0003 大阪市淀川区宮原4-4-63新大阪千代田ビル別館 TEL. 06(6392)1978( 代) 名古屋支店 〒460-0007 名古屋市中区新栄2-1-9雲竜フレックスビル西館TEL. 052(939)1377( 代) 九州営業所 〒812-0013 福岡市博多区博多駅東2-18-30八重洲博多ビル TEL. 092(475)4621( 代) http://www.aqua-ckc.jp フリーダイヤル 東京 0120-12-1176 140803OB