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1Hz-400kHzの低周波電磁界測定に 【EHP-50F型 等方性電磁界測定器】

製品カタログ

1Hzから400kHzの電界および磁界の等方性測定に

「EHP-50F等方性電磁界測定器」は、1Hzから400kHzの周波数帯域における電界および磁界の周波数解析、および広帯域測定が可能な等方性電磁界測定器です。コンパクトで堅牢な筐体に、電界・時間それぞれX,Y,Z軸の3つのセンサと信号処理回路を搭載し、3軸を同時に測定し、3軸合成値および各軸の値を表示することができます。

ICNIRP1998/2010、欧州指令(EMF Directive)2013/35/EUに準じた重み付けピーク測定も可能です。

・1つのデバイスで電界と磁界の高精度な測定が可能
・1Hzから400kHzの広い周波数範囲と高ダイナミックレンジ
・FFT処理により3軸すべてにおいてセレクティブおよびブロードバンド測定
・ICNIRP 2010, ICNIRP 1998 およびEMF Directive 2013/35/EU に準じた重みづけピーク測定
・時間軸測定により複雑な信号を正確に捕捉
・光インターフェースでのリモートコントロールと結果の表示で、試験中の電磁界への影響を低減
・内蔵されたデータロガーにより最大24時間の自動測定が可能
・PCまたはNBM-550ブロードバンドメータでのコントロールと表示


<Narda S.T.S.社製>

このカタログについて

ドキュメント名 1Hz-400kHzの低周波電磁界測定に 【EHP-50F型 等方性電磁界測定器】
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 636.6Kb
登録カテゴリ
取り扱い企業 東洋メディック株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

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Narda Safety Test Solutions GmbH 社製 低周波電磁界測定器 EHP-50F 等方性電磁界測定器 「EHP-50F等方性電磁界測定器」は、1Hzから400kHzの周波数帯域における電界 および磁界の周波数解析および広帯域測定が可能な等方性電磁界測定器です。 コンパクトで堅牢な筺体に電界、磁界それぞれX,Y,Z軸の3つのセンサと信号処理 回路を搭載し、3軸を同時に測定し、3軸合成値および各軸の値を表示することがで きます。ICNIRP2010、ICNIRP1998、欧州指令2013/35/EUに準じた重みづけピーク 測定が可能です。 コントロール、測定結果の表示は、PC(EHP-TSソフトウェア)またはNBM-550型に 接続して行います。光ファイバケーブルで接続するため測定する電磁界に対してほ とんど影響を及ぼさず、正確な測定が可能です。内蔵のリチウムバッテリで最大9時 間動作可能です。 低周波電磁界が発生する電力設備、鉄道、溶接機器など、労働環境の安全管理を 目的とした測定などに適しています。 ドイツNarda Safety Test Solutions社は、人体防護を目的とした電磁界測定器を作り 続けてきた、世界のトップメーカーです。 1
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EHP-50F 等 方性電磁 界測定器 概要 EHP-50Fは非常にコンパクトな筐体の低周波アナライザで、3 軸の電界および磁界のセンサが収められています。高精度、高 ダイナミックレンジで電界と磁界の周波数解析、等方性測定が 可能です。EHP-50Fは、三脚に固定でき、光ファイバケーブル でリモート操作を行うので、測定場所での測定者による電磁界 への影響を最小にします。操作は、Windows®ベースのPCソフ トウェアまたはNarda NBM-550本体で行います。 FFTスペクトラム解析 低周波数範囲における電磁界の限度値は周波数によって大きく異なり、ワイドバンド測定は信号を適切に調査す るのに十分でない場合があるため、スペクトラム解析が必要です。 EHP-50FのFFT解析は1Hzから400kHzをカバーし、低周波数では狭い周波数範囲を高分解能で、高周波数では より広い分解能で高速な測定が行われます。電界または磁界のスペクトラム測定は3軸同時に行われ、測定周波 数範囲のワイドバンド値も表示されます。 重みづけピーク法 WPM 重みづけピーク法 WPM 抵抗溶接の電流パルスのように、電磁界の信号は複雑になっ EHP-50Fにおいて, IEC 61786-2に準じる てきています。重みづけピーク法は、そのようなパルス信号を 以下に準じた曝露評価: 正しく測定し、異なる周波数成分を考慮します。適切な規格を ICNIRP 1998、一般公衆 ICNIRP 1998、職業曝露 選択するだけなので、測定者の負担を減らします。機器は限度 ICNIRP 2010、一般公衆 値に対するパーセント値として有意義な結果をもたらします。 ICNIRP 2010、職業曝露 EHP-50FはICNIRP2010やIEC61786-2に準じた時間軸での重 EU指令2013/35/EU、四肢アクションレベル EU指令2013/35/EU、高アクションレベル みづけピーク法を使用しています。1Hzから400kHzの周波数 EU指令2013/35/EU、低アクションレベル 範囲をカバーしています。時間対結果のグラフを表示します。 アプリケーション 環境のいたるところに低周波電磁界は存在します。発電所や変電所、電力の使用され るところで発生します。つまり、家の中、職場、医療施設、高圧線のある屋外においても 存在しています。磁界は高い電流が流れているところ、電界は高い電圧が存在するとこ ろに発生します。それらの影響を排除することは事実上不可能なので、それらがどれく らい我々に影響しているかを知り、測定と防衛手段によって考えられる作用を防ぐことが 重要です。 防護のための限度値 労働者保護のため、欧州連合(EU)はEMF Directive 2013/35/EUを発行しました。これ はEU内の全ての企業に対し、職場のあらゆる環境における電磁界曝露のリスクアセスメ ントを義務付けるものです。最小曝露限度値が強制化され、遅くとも2016年半ばまでに 対応しなければなりません。 国家機関だけでなくWHO, ICNIRP、IEC、IEEEおよびCENELECといった国際標準化 団体や機関で曝露限度値あるいは製品規格の発行や見直しが行われ、一般公衆およ び職業の限度値は世界中で実際に施行されています。限度値を満たしているかどう か、校正された測定器での立証が重要です。 2
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EHP-50F 等 方性電磁 界測定器 NBM-550での測定 EHP-50Fの全ての機能はNBM-550からリモートコントロールす ることができます。EHP-50Fは光ファイバケーブル(POF duplex) でNBM-550に接続されます。NBM-550にはEHP-50Fから転送 された測定結果が表示されます。NBM-550は過酷な環境や強 烈な日差しの下で測定する際にPCよりも優位です。測定結果 はNBM-550本体に保存でき、NBM-TSソフトウェアを使うことで 後解析や記録を行うことができます。このソリューションは、低周 波電磁界だけでなく高周波電磁界を測定したいユーザに特に 好都合でしょう。 スタンドアロンモードでの測定 この測定モードは長時間測定に有効で、他に電源を用意する ことなく最大24時間の記録を行うことができます。機器を事前に ソフトウェアで設定され、スペクトラム(電界または磁界)のワイド バンド値または最大値を測定します。1分あたり最大2つの測定 値がデータロガーに自動で保存されます。それらは後で読み出 し、評価することができます。 PCでの測定 EHP-50Fは光ファイバケーブルでWindows® PCに接続し、 EHP50-TSソフトウェアでコンロトールすることができます。この 測定ソリューションは実験環境やスペクトラムの詳細表示をする 場合に適しています。EHP50-TSソフトウェアは、NBM-550でコ ントロールする場合に比べて、次のような優位点があります:  スペクトログラムおよびウォーターフォール表示  3軸合成およびX, Y, Z各軸のスペクトラム表示  電界および磁界の同時測定  電気信号の測定(Aux入力) 3
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EHP-50F 等 方性電磁 界測定器 仕様 EHP-50F ・高速フーリエ変換による周波数ドメイン測定 (1024 point FFT) 測定方式 ・ピーク検波のシェイプドタイムドメインSTDによる重みづけピーク ・磁界:直角に配置されたコイル (sensor area 35 cm2) フィールドセンサ ・電界:直角に配置された電極 (sensor area 50 cm2) 機能 EHP-50Fコントロール NBM-550 PCソフトウェアEHP-TS スタンドアロンモード 3軸合成・X,Y,Z軸スペクトラム スペクトラム解析 3軸合成スペクトラム/ /相対値(限度値に対する%値) - マーカによる評価 相対値(限度値に対する%値) スペクトログラム 測定機能 最大ピーク 3軸合成; 最大6 Hz...100kHz 3軸合成およびX,Y,Z軸 ワイドバンド (スパン0.5/1/2/10/100kHz) 重みづけピーク 時間軸グラフでの3軸合成およびX,Y,Z軸 - EMF指令2013/35/EU 四肢アクションレベル/高アクションレベル/ IEC 61786-2準拠重みづけピーク 低アクションレベル、ICNIRP 2010 職業曝露/一般公衆、ICNIRP - 限度値選択可 1998 職業曝露/一般公衆 周波数 スパン 開始周波数 終了周波数 分解能 RBW 400 kHz a) 4800 Hz 400 kHz 976.56 Hz 3600 Hz 100 kHz 1200 Hz 100 kHz 244.14 Hz 900 Hz 10 kHz 120 Hz 10 kHz 24.414 Hz 90 Hz 重みづけピークモード以外 2 kHz 24 Hz 2 kHz 4.8828 Hz 18 Hz 1 kHz 12 Hz 1 kHz 2.4414 Hz 9 Hz 500 Hz 6 Hz 500 Hz 1.2207 Hz 4.5 Hz 200 Hz a) 2.4 Hz 200 Hz 0.48828 Hz 1.8 Hz 100 Hz a) 1 Hz 100 Hz 0.24414 Hz 0.9 Hz 重みづけピークモード 1 Hz ~ 400 kHz レベル 電界 磁界 Lowレンジ 5 mV/m ~ 1 kV/m 0.3 nT ~ 100 μΤ 測定範囲 Highレンジ 500 mV/m ~ 100 kV/m 30 nT ~ 10 mT オーバーロード 200 kV/m 20 mT 表示分解能 Lowレンジ 4桁、≥ 1 mV/m 4桁、≥ 0.1 nT Highレンジ 4桁、≥ 0.1 mV/m 4桁、≥ 0.1 µT 表示平均ノイズレベル 5 mV/m (3軸合成) 0.3 nT (3軸合成) (f ≥ 50 Hz かつ SPAN ≤ 1 kHz) 3 mV/m (1軸) 0.2 nT (1軸) 不確かさ b) 電界 磁界 拡張測定不確かさ c) ±9%(±5%代表値)@40Hz-100kHz, ≥1V/m ±5.6%(±3%代表値)@40Hz-100kHz, ≥200 nT 5Hz~40Hz ±0.7 dB 40Hz~100kHz ±0.35 dB フラットネス ±0.35 dB (5 Hz ~ 400 kHz) 100kHz ~ ±0.7 dB 400kHz リニアリティ(100 V/m, 2 µT基準) ±0.2 dB (1 V/m ~ 1 kV/m) ±0.2 dB ( 200 nT ~ 10 mT) 等方性 ±0.54 dB 代表値 ±0.12 dB 代表値 温度偏差 (代表値、55Hzにおいて) -0.008 dB/°C (-20 °C ~ 23 °C) -0.004 dB/°C (-20 °C ~ 55 °C) (23 °C, 50 % 相対湿度基準) +0.013 dB/°C (23 °C ~ 55 °C) 湿度偏差 (代表値、55Hzにおいて) +0.011 dB/% (湿度10 % ~ 50 %) -0.007 dB/% (湿度10 % ~ 50 %) (23 °C, 50 % 相対湿度基準) +0.022 dB/% (湿度50 % ~ 90 %) +0.01 dB/% (湿度50 % ~ 90 %) 一般仕様 推奨校正間隔 24ヶ月 (校正データは内部EEPROMに保存) 内蔵バッテリ 3.7 V / 5.4 Ah リチウムイオン、充電式 動作時間 >9時間、スタンドアロンモード24時間 充電時間 10 - 15 VDC、約500 mA 外部電源 < 6時間 動作温度 -20 - +55℃ 動作湿度 0 - 95 % 相対湿度、結露なし 寸法・重さ 109 mm x 92 mm x 92 mm ・ 550g 原産国 イタリア a) スタンドアロン動作では不可 b) 特に断りのない限り、これらの仕様は温度 23 °C、相対湿度50 %の環境下で適用される。 c) 連続波信号(CW)、95%信頼水準において、不確かさはフラットネス、リニアリティ、等方性偏差を含む。 * 本カタログの内容は2015年3月現在のものです。仕様・性能は改良のため予告なく変更することがあります。ご注文の際には最新の内容をご確認下さい。 Narda S.T.S.社 日本総代理店 環境事業部: 〒162-0813 東京都新宿区東五軒町2-13 kankyou@toyo-medic.co.jp TEL: 03-3513-7403(直通) FAX: 03-3268-0264 http://www.toyo-medic.co.jp/keisoku TEL: 03-3268-0021(本社代表) 4 201503