EB-TECH　中エネルギー電子加速器

中エネルギー電子加速器 エネルギー値域 0.4~2.5MeV 東京都中央区新川 2-2-1 電話： 03-3553-9531 FAX： 03-3555-2730 E-mail：fukaseco@ja2.so-net.ne.jp ht tp://www.fukase.co.jp/

電子ビーム照射施設 電子ビームを照射して、物質を変化させることができます。 しかし、電子ビーム照射には専用の施設が必要です。 電子ビームの照射施設は、下に示すように 3 つの部分で構成されます。 電粒子加速器 − 電子ビームを生成します。 シールド構造 − 電子ビームと X 線の漏れを防ぎます 2 つの方法 – オゾン排気装置や冷却水装置などの開放状態と閉鎖状態 − 処理装置 − シールド構造にある照射室の内外で照射するために、物質を輸送する設備です。 照射される材料の状態と形状によって、多くの種類のデザインがあります。 -2-

適用例 難燃性の 熱収縮チューブ／シート 硬化タイヤ、発泡用樹脂 強力電子機器、 半導体、 電線とケーブル ポリスイッチ 医療用具や実験装置 耐久性、防食性のある 環境／廃水処理 食品の保存 の殺菌 高性能の加工板 使用法 加速電圧 [kV] 照射量 [Mrad] -3-

照射量と透過深度 電子ビームは、照射量、透過深度、効率、および生産性を基準にして処理されなければなりません。 照射量は、物質に吸収された総エネルギー量です。電子ビーム処理は多方面に応用でき、それぞれ の目的に合った適正量の照射をすることが重要です。 照射量は、物質 1kg 当たりに吸収されたエネルギーが 1 ジュールのとき、1 グレイ(Gray)という単位で 表わされる。 透過深度は、厚さの関数、製品の密度、および電子ビームのエネルギーレベルです。 1.0MeV の電子ビームは、水の中で最大約 4mm の透過深度があります。 電子エネルギーは、物質の最も厚い部分を浸透で きるくらい高くなければなりません。 物質を一方向、あるいはそれ以上の方向から照射 して、透過深度を高めることができます。 ビーム電流は、設定したスループット率で必要な吸 収照射量に合った、十分な高さにします。 ビームの電力効率は物質の厚さ、密度、および構 成に依存します。 製品の深度、 g cm-2 モデルと仕様 モデル エネルギー 最高電流 出力 ウィンドウの 高さ (MeV) (mA) (kW) 長さ(mm) (mm) ELV-1 04.~0.8 40 25 980 3860 ELV-2 0.8~1.5 25 20 980 3860 ELV-3 0.5~0.7 100 50 1500 4360 ELV-4 1.0~1.5 50 50 980 4160 ELV-6 0.5~1.0 100 100 1500 5870 ELV-8 1.0~2.5 50 100 980 6300 ELV-12 0.8~1.0 400 400 1800 6400 -4- 相対線量, %

ELV 加速器の設計概念 送電するマルチステージ高電圧装置で最も高度なシス テムは、空心変圧器を使用している高絶縁電圧を伴っ た変圧整流器によるシステムです。 これは、多くのスタックを(低い電圧と電力を供給する バッテリーを積み重ねるように)縦に並べて高電圧を生 成させるための非常に簡単で経済的なテクニックです。 EB TECH システムの高電圧源は、並列誘導結合があ るカスケード生成器です。 このシステムには、入力電圧を初期に変えながら容易 に出力電圧を調整できる利点があります。 電子加速器の構成 電力供給システム コンピューターの管理 ガス・システム 真空システム 冷却システム 装置の取り扱い -5-

主な構成要素 圧力容器 第一コイル 加速 チューブ 圧力容器 第二コイル 真空ポンプ 電子ビーム 取り出し口 長所と利点 多様なモデル 0.4MeV ～ 2.5MeV のエネルギーレンジを伴った様々なモデル 高い性能と経済性 簡略した設計による高性能と経済性 高信頼性の制御システム 精密な制御システムは高信頼性と安定した運用を確実にします。 安全で簡単な管理 コンピュータ管理による簡単運用。 その上、インターロック安全装置は施設とオペレータの安全を保 障します。 簡単な保守 シンプルな設計は、簡単な保守を実現します。 迅速な応答 常時、素早い応答が利用可能です。 -6-

実績 1993 Samsung Heavy Industries 1.5MeV, 40kW R & D 1994 Samsung Heavy Industries 1.5MeV, 40kW R & D 1997 Cosmolink 1.0MeV, 80kW ケーブル 1998 Daegu Dyeing Industry Complex 1.0MeV, 40kW 廃水 1999 Shanghai Sekisui Holy-plastic (China) 1.0MeV, 100kW フォームシート 2000 Ceratech 1.0MeV, 40kW Polymer Switch 2000 LS Cable 1.0MeV, 100kW ケーブル 2000 LS Cable 2.0MeV, 100kW 収縮チューブ 2002 Woer Heat-shrinkable Material (China) 1.5MeV, 40kW 収縮チューブ 2002 Guangdong Cable Works (China) 1.5MeV, 30kW ケーブル 2003 Deryook Technology 1.3MeV, 50kW ケーブル/チューブ 2004 Woer Heat-shrinkable Material (China) 1.5MeV, 40kW 収縮チューブ 2004 Baosheng S & T Innovation Inc. (China) 2.5MeV, 100kW ケーブル 2005 Woer Heat-shrinkable Material (China) 1.5Mev, 40kW 収縮チューブ 2005 Korea Expol 1.5MeV, 50kW ケーブル/チューブ 2005 Daegu Dyeing Industry Complex 1.0MeV, 400kW 廃水 2005 Korea Atomic Energy Research Institute 10MeV, 10kW R & D 2007 Apollo Wire & Cable (Chine) 2.5MeV, 100kW ケーブル 2007 Korea Accelerator & Plasma Research Association 2.0MeV, 100kW R & D -7-