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エプソンロボット導入事例 沖縄東京計装株式会社様(機密機器製造)

事例紹介

検査工程の自動化により、高生産性を実現(生産ライン自動化までのプロセス)

掲載内容

・お客様インタビュー
会社の将来を見据えた重要なプロジェクトにエプソンロボットが大いなる力を発揮してくれました。

大幅な半導体需要を前に新プロジェクトを発足するも、挫折。エプソンの協力のもと、プロジェクトは再び軌道に乗りました。

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このカタログについて

ドキュメント名 エプソンロボット導入事例 沖縄東京計装株式会社様(機密機器製造)
ドキュメント種別 事例紹介
ファイルサイズ 1.4Mb
登録カテゴリ
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このカタログの内容

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エプソンロボット、力覚センサーが選ばれた理由がここに。 お客様インタビュー 精密機器 エプソンロボット導入事例紹介 製造 検査工程の自動化により、高生産性を実現 (生産ライン自動化までのプロセス) お客様の ご紹介 沖縄東京計装株式会社様 1954( 昭和29 )年の創業。以来、流量計・レベル計の専業メーカーとして幅 広い産業分野において、お客様より支持を受ける。2011年7 月には東京計装・ 沖縄工場が操業スタート。半導体製造プロセス用流量計、流量制御装置を 生産及び出荷し、ISO-9001 とISO-14001の認証を取得している。2015 年 4 月には沖縄東京計装株式会社を設立。翌年 2016 年2 月には保税許可及び特 別事業認定を取得し、2018 年12月には地域未来牽引企業に選定された。 ■お客様データ  所 在 地:沖縄県うるま市  従業員数:約 23名  ホームページ:https://www.tokyokeiso.co.jp/ お客様 会社の将来を見据えた重要プロジェクトに インタビュー エプソンロボットが大いなる力を発揮してくれました。 大幅な半導体需要を前に新プロジェクトを発足するも、挫折。 エプソンの協力のもと、プロジェクトは再び軌道に乗りました 弊社は半導体製造プロセス用に流量計とバルブを組み合わせた、流量制御機器の製造をしております。この製品は組立工程の後 に機器の精度を保証するための流量校正・バルブ調整の工程があり、この工程全てを手作業で行ってきましたが、 「製品の移動 / 装置への据付 / 通水配管のナット締め・結合・取外し / ピンコネクターの着脱 / エアー配管の着脱」をエプソンの ロボットと力覚センサーを利用して自動化し工程の無人化を実現した。今後、更なる半導体需要が見込まれるため、弊社では自動 化推進プロジェクトを昨年秋に発足させました。しかし、発足当初は力覚センサーなしのロボットアームでの自動化を試みましたが、 沖縄東京計装株式会社 敢えなく挫折をしてしまいました。弊社としても重要プロジェクトのため、どうにかしなければなりません。様々な方法を検討した 生産課 結果、エプソンに力覚センサーとC8 ロボットでの自動化のサポートを依頼することになり、実験を重ね導入に至りました。それ以降、 城間佑貴 様 作業員の手作業を順次自動化していき、現在全工程の自動化に成功しています。 “製品の移動 / 装置への据付 / 通水配 管のナット締め・結合・取り外しプラ グの着脱” を自動化し工程の無人化を 実現した。 ロボットの知識はゼロに加え、非常に扱いづらい樹脂製品。幾多の試行錯誤の もと、エプソンの力覚センサーを応用し自動連続生産が可能になりました 自動化するにあたり、苦労した点は『ロボットの知識がゼロからのスタート』であったことです。素人同然でもありましたので、ビジョンなどは使わず、分 かりやすくシンプルに力覚センサーのみでの自動化にこだわりました。製品移動、プラグのはめ込みなど、全7種の動作を力覚センサーを装着したハンド1つ で実施する生産ラインとしています。画像認識カメラ、ツールエクスチェンジャー、シリンダーやコンベアなどは使用せずに、作業員をそのまま C8 ロボット と置き換えるイメージでライン構築をしております。 扱うものが樹脂製の製品のため、製品ごとの個体差が大きく、製品ごとにプラグの挿入ポイントのティーチングが必要であったことが、連続生産を行う上で の大きな障害でもありました。改善策としては力覚センサーを活用して、ハンドを製品に押し当てることで、製品ごとに自動でポイントティーチングするプロ グラムを作成しています。これによって、プラグ位置を正確に割り出せるようになり、個体差を吸収するだけでなく、力覚センサーでの探りを最小化し、基 本的には 1 回の探りで、各種挿入を実施できるようにしました。その結果、自動連続生産が現実的になりました。
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自動化工程の一例 ロボットハンド 初代 <通水管のナット締め外し> ロボット、力覚センサーによりナット <12Pプラグの差し込み> を挿入する適切な位置を探し出し、 ロボット、力覚センサーによりプラグ を挿入する適切な位置を探し出し、軽 2代目 3代目 ナットを右側に軽く押し付けながら倣 い樹脂製のネジ山を損ねることなく く押し当てながら差し込む。 ロボットハンドも改良を重ね、3代目では1つのハンドで ナットを回して締める。 7種の動作を実施できるようになった エプソンの力覚センサーだからこそ対応できた、個体差の大きい樹脂製品の自動生産システム ロボットの扱いもスムーズなため、製品の大量発注にも対応が可能です 一体なぜエプソンのロボットだったのか? エプソン以外にも多数の他社製品のロボットとの比較、選定しましたが、個体差の大きい樹脂製密機器を自動 連続生産できるシステムは、エプソンの力覚センサーのみと判断しました。特に、樹脂の通水管を樹脂のナットで締め付けて取り外すということは、非常 に困難で唯一エプソンの力覚センサーのみが可能ではないかと思っております。大変困難な作業ではありますが、プログラムの方は感覚的に理解がで き、システム全体の扱いもスムーズな印象です。 エプソンのロボットを導入したことによって、自動連続生産が現実的なものになりました。これまでは大量の受注があった場合は人的対応を行っておりま したが、それをロボットへ置き換えることができましたので、弊社としても精神的にも大きな支えとなっております。また、ロボットエンジニアリングと いう新しい技能も導入され、社内が活性化されてきております。 エプソンの力覚センサー 24時間連続自動運転も視野にさらなる 人の感覚でないと樹脂の水管を樹脂 高効率化を目指す他の工程にも積極的 ナットで締め付けて取り外すは非常に 困難だが、エプソンのロボットと力覚 に導入することを考えています センサーでナット回しの自動化を実現。 今後の目標は、24 時間連続の自動運転を視野に入れ、さらなる生産性の向 上です。力覚センサーについてもまだまだ応用ができると考えており、その 他の工程にも積極的に導入していく予定です。現在はビジョンと、力覚セン サーの組み合わせ、さらなる高効率化を目指して行きたいと思います。 まとめ 導入のポイント 導入による効果 ●自動化・省人化の検討 ●労働生産性の飛躍的な向上 自社で製造している製品の付加価値を生まない作業の省人化、 競争力の強化 そして24時間運転へ向けて、生産工程の自動化を検討していま した。 ●残業、増員、労働強化といった ●エプソンの熱意とサポート力 人的対応の解消 当社の無理難題に対して迅速な課題解決へ向けた強い熱意を 感じました。また、エンジニアリングサポートが充実しており分 ●ロボットエンジニアリングという かり易く、ロボットプログラムの予備知識がゼロでも取り扱い やすい点が決め手となりました。 新技術の導入により社内が活性化 エプソンロボットに関するお問い合わせ(エプソン販売株式会社 FA営業部) エプソンのホームページ 03-5919-5257 www.epson.jp/robots 受付時間 9:00~17:30 月~金曜日(祝日、弊社指定休日を覗く)