【機器可動部のガタつき撲滅】エクスパンダー・システム製品カタログ

EXPANDER SYSTEM PIVOT WEAR SOLUTIONS 可動部の摩耗を撲滅し、ガタつきを解消する摩耗止め製品 エクスパンダー・システム製品カタログ

2 EXPANDER SYSTEM I BRAND STORY

PIVOT WEAR RESISTANCE EXPERTISE 数え切れないほど多くの重機が次 と々私たちの エヴァースとゲルハルトのスヴェンソン兄弟が 文明社会を築き上げる工業界では、既に多くの スウェーデンの片田舎で道路建設に従事 問題に対して様々なソリューションが提示 していた1950年代。2人は相次ぐ可動部 されています。だからこそ違いを作るのは の摩耗に頭を悩ませていました。ある日、 ディテールであり、そこには可動部に起こる またも可動部にガタつきが発生しているのに ガタつきの問題も含まれます。可動部の摩耗は 気付いた二人は業を煮やし、使い古した 作業効率や精度の低下、騒音やピンの折損、 釘をピンとピン穴の間に打ち込んで、ガタ その補修作業による高額なコストに直結します。 の原因となっていた隙間を塞ぎます。これ しかし最も大きな課題として挙げられるのは、 が後のエクスパンダー・システムのアイデアに 生産の停止や工期遅延を招くメンテナンス。 繋がることになるのです。 建設・土木や林業だけでなく、可動部は製鉄や 現在私たちは、可動部の摩耗そのものを解決 製造業等あらゆる産業を支える設備機器に できる唯一のソリューションを提供し、多くの 備わっており、それらの産業に従事する事業者 産業における長年の課題の解決を目指して にとって可動部の摩耗を解決するのは世界的 います。ノルトロックグループは、あらゆる設備 にも長年の課題でした。 機器の可動部に遅かれ早かれ起こる問題に エクスパンダーでは、24時間365日体制でこの 完璧なソリューションをご提案します。 可動部のガタつきへのソリューションを提供 し続けています。 BRAND STORY I EXPANDER SYSTEM 3

ON A MISSION TO REDEFINE PERMANENT ガタつきの再発を許さない、「これっきり」のソリューション。 D A B C ピンの軸が太るように拡張する独自技術 エクスパンダー・システムは、両端にテーパーの付いたピン、 拡張スリーブ・テンションワッシャー・ボルトまたはナットが 両端に各1つずつという部品構成になっています。 4 EXPANDER SYSTEM I THE PRINCIPLE

エクスパンダー・システムの製品機構 A B C D 両端のボルト（またはナット） ピン軸両端がテーパー形状に 取付後、一定時間経過後に ボルト／ナットを緩めると拡張 を締め付けて行くとテンション なっているため、拡張スリーブ ボルト／ナットの増し締めを スリーブも元の形状に戻るため、 ワッシャーがスリットの入った が押し込まれると、軸のテーパー 行うことで、エクスパンダーが 車両メンテナンス時にも 拡張スリーブを内側に押し に 沿ってスリーブが広がり、 可動部に馴染み、安定度が 一般的なピンより遥かに短時間 込んで行く。 ピン穴内の隙間を埋める。 格 段に高まる。 で取外しが行える。 エクスパンダー・システムのメリット - ガタつきの再発を許さないソリューション - 誰でも現場で簡単に、数分で取付・取外しが可能 - 高額で日数を要するピン穴の補修が不要で、 消耗品のようにブッシュ交換を行う必要もない - ガタつきに起因する「騒音」や「ピン折損」も防止 エクスパンダー導入後 は 従来のピンでは僅かな - 新車でも旧車でも、廃番のモデルにも関係な く 荷重が広く分散される 接地面に荷重が集中する 使用でき、車両や設備自体の寿命も伸ばせる ガタつき解決の鍵は荷重の集中 ピンから可動部ブラケットに伝わる荷重の分散は アルフレッド・ノーベル財団とス ウェーデン ヘルツ面圧計算によって求めることができます。 産業・技術革新大臣より開発賞を受賞 エクスパンダー・システムは、アルフレッド・ノーベル財団と 従来のピンは単なる円柱形状であるため、その スウェーデン産業技術革新大臣より開発賞を受賞した 僅かな接地面に全ての荷重が集中するのに 製品で、これはスウェーデンの現・産業技術革新省に 対し、エクスパンダー・システムではピン穴の隙間 よる公式の賞です。 を埋めることで荷重を広く分散させることができ るため、摩耗による楕円状の変形が防止できます。 QRコードをスキャンすると、 可動部が激しい振動に晒される場合は、エクスパンダー エクスパンダーの製品説明が にノルトロックワッシャーを使用することで、ボルト／ナット 動画でご覧いただけます。 の緩みを防止することができます。 THE PRINCIPLE I EXPANDER SYSTEM 5

THE EXPANDER DIFFERENCE エクスパンダー・システムは、単にピン穴の摩耗を防止するだけのソリューション ではありません。ガタつき、騒音やピン折損リスクの防止は勿論、車両や機器の ユーザー様が支払う「維持費を削減」します。これは車両や機器の品質の一部です。 可動部の摩耗撲滅によるユーザー様の維持費削減 車両・設備メーカー様のメリット - ピンの回り止め目的で躯体にボルト穴をあけたり、回り止めリングを - 可動部の摩耗そのものを撲滅するため、ユー ザー様の 溶接する必要がなくなります よくある悩みを解消し、サービス部門が即時対応でき ない場合にもユーザー様をお待たせすることがなく、 - エクスパンダー使用時はより大きな穴公差（H9またはRa < 3.2） 満足度向上に寄与します を設定できるため、ブラケット部ピン穴に高精度な加工は不要です - 従来のピンより高額な部品ではあるものの 、補修作業 - 研磨作業や塗装等、表面の後処理は不要です 等の付帯コストを不要にできるコストメリット - 軸部両端のテーパー加工により、従来のピンと比較して抜き差しが - メーカー様より標準品またはオプション品 として より簡単で、作業時間も大きく短縮することができます ユーザー様に販売いただくことが可能。2本 以上の - ピン軸への曲げ応力を1/2程度に低減することができます（下図参照） 発注からボリュームディスカウントに対応できます - ピン穴内部の遊びを埋めるため、ピンの衝突による騒音をゼロに - 可動部の摩耗による補修が不要となるため、サービス やディーラーがカバーできない地域も安心 です- 従来のピンと比較して軸部がより安定するため、ベアリングと そのブッシュの寿命を最大で5倍程度延ばすことができます - 特にブッシュを使用しない可動部では、躯体への肉盛 等の作業が不要になることで車両・設備自体の寿命を 伸ばし、維持費も低減します。これにより、車両・設備の 品質向上、市場での競争力向上に寄与します MAXIMIZE SAFETY AND MINIMIZE ピン折損リスクを最小化し、可動部の安全性を向上 従来の一般的なピンをエクスパンダー・システムに置き換える THE RISK OF AXLE BREAKAGE ことで、下図のような両端固定支持梁の状態を作り出し、 ピン軸に伝わる曲げ応力を大幅に低減します。 エクスパンダー・システム エクスパンダー両端がスリーブの拡張に 一般的なストレートピン ピン両端はピン穴内に遊びがある より「ブラケット部全体で固定」されるため、 ため、単に下から支えられている 両端固定梁 曲げ応力Wはおよそ1/2に低減されます。 単純支持梁 だけの状態となります。 これら両端部と中央部では応力の ピン中央部での曲 げ応力 ピン両端部 ピン中央部 大きさは等しいが向きは逆と なり、 ピン断面がどこを取っても等しい での曲げ応力 での曲げ応力 これが最大値となる。 ストレートピンであれば、これが最大値となる。 ※Z＝断面係数 x = ¼ lでは曲げ応力はゼロとなる。 ※Z＝断面係数 6 EXPANDER SYSTEM I THE SOLUTION

Basic illustration of EXPANDER SYSTEM VERSUS TRADITIONAL STRAIGHT PIN 図解：エクスパンダー・システムと一般的なピンの比較 エクスパンダー・システム 一般的なピン＋回り止めリング 一般的なつば付ピン THE SOLUTION I EXPANDER SYSTEM 7

THE DOUB LED ADVANTAGES OF EXPANDER ガタつきの原因、摩耗を撲滅して再発も防ぎ、維持費も低減 ブラケットのピン穴に楕円状の摩耗が起こった時、エクスパンダー なら自身で現場で既設のピンとの入れ替えが行えます。肉盛溶接と 穴加工というサービスによる補修は高額ですが、エクスパンダーは 摩耗が酷ければ拡張スリーブの厚みを増して対応でき、補修による 運転不可期間（＝損害）の発生を許しません。一般的なピンと違い、 摩耗の再発も防ぐエクスパンダーなら車両の維持費を低減できます。 また、ガタつきを解決して再発も防止するということは、国内の 建設・解体現場やリサイクル工場等で頻繁に問題化する重機運転 に伴う騒音も防止できることを意味します。この点もエクスパンダー をご使用いただく大きなメリットとなります。 車両・機器ユーザー様側のメリット - 一般的なピン使用時の補修と違い、ガタつきの再発がありません - 車両・設備がどれだけ古い型のものでも使用でき、 摩耗の再発を防ぐため機器の寿命を延ばします - ガタつきの解消だけでなく、騒音も解決。クレーム対策が行えます - ピン穴内の隙間を埋めるため、石粒や土砂がピン穴に入り込む ことがない点からも、ピン穴の補修が不要になります - 山間部等のサービスを呼びにくい場所でも自身の現場作業で 簡単・迅速に既設のピンと交換いただけます 8 EXPANDER SYSTEM I FIRST FIT & AFTERMARKET

COST SAVINGS FOR WORKSHOPS AND CUSTOMERS 肉盛溶接と穴加工による一般的なピン使用時の補修コスト 補修作業費 ピン代金 補修の待ち日数＋補修期間中の機会損失 材料費 1 既設ピンの取外し作業 サービスセンターまでの車両運搬費 2 穴加工用ドリル等の設備 補修作業を受けるまでの待ち日数 3 穴 加工①（真円状に穴を拡大） 補修作業期間 4 肉盛溶接により穴径を狭める 帰路の車両運搬費 5 穴 加工②（新車時穴径に合わせる） ＋代替車両使用時はそのコスト 6 ピン穴の加工精度調整の研磨 7 塗装作業 8 交換用の新たなピン取付 エクスパンダー・システム使用時の補修コスト 補修作業費 製品代金 補修の待ち日数＋補修期間中の機会損失 コスト削減 コスト削減 材料費 1 既設ピンの取外し作業 増し締め作業時間 2 エクスパンダー・システムの取付 ※誰でも現場作業で取付可能なため、 　車両使用不可期間の損失なし。 FIRST FIT & AFTERMARKET I EXPANDER SYSTEM 9

A PIVOT PIN FOR ANY CHALLENGE どんな車両や設備でも、どこの可動部にも エクスパンダー・システムは車両や設備を選ばず、どんな可動部 にも対応でき、ガタつきの原因となる摩耗そのものを解決します。 これまで世界中で10,000を超える型の車両や設備に導入され、 グリースの注入方法や周囲の障害物、片側からしかアクセスできない 等といった様々な使用条件にも対応して来ました。 私たちはこれからも、お客様のあらゆるニーズに応え続けます。 個々の条件に合わせて柔軟にカスタマイズ その材質、硬度、表面処理やコーティング、ピン公差を含め、エクスパンダーは　 お客様の使用条件に合わせて極めて柔軟にカスタマイズを行い、迅速に お届けします。カスタマイズされたエクスパンダーも、標準品同様に全ての 工程で厳格な検査を受け、事前に伺った使用条件で確実に機能するかを 検証された上で出荷されます。 10 EXPANDER SYSTEM I PRODUCT RANGE

エクスパンダー・システムのバリエーション ※お客様が製品選定を行う必要はありません ナットタイプ ボルトタイプ 埋込型ボルトタイプ 通しボルトタイプ 比較的小径のピンで Φ38mm以上のピン径で 片側に動く障害物があり、 片側からしかボルトの 周囲に障害物がない場合 周囲に障害物がない場合 ブラケット部に厚みがある場合 締付が行えない場合 ピン軸 の ねじ部 おねじ めねじ めねじ 通しボルト 両端の 締結部材 両端共に六角ナット 両端共に六角ボ ルト 両端共に六角ボ ルト 片側から六角通しボルト 他方は専用極低頭ファスナー 可動部両端 周囲の障害物 両端共に障害物がない場合 両端共に障害物がない場合 片側に動く障害物 片側に動かせ ない障害物 他方は障害物がない場合 他方は障害物なし グリース 方式 外部塗布・内部注入共に可 外部塗布・内部注入共に可 外部塗布・内 部注入共に可 外部塗布・内部注入共に可 ピン径 標準レンジ Ø 15 mm‒100 mm Ø 38 mm‒160 mm Ø 38 mm‒160 mm Ø 25 mm‒160 mm ピン長さ < 2000 mm < 2000 mm < 2000 mm < 500 mm カスタマイズ ご要望に応じて可 ご要望に応じて可 ご要望に応じて可 ご要望に応じて可 ツール締めタイプ マルチボルトタイプ 段付ピンタイプ 洋上環境対応タイプ 可動部両側に動く障害物があり ピン径が大きく、特に ベアリング部両端を固定 DNV 2:22 / OS E-101 および ブラケットに厚みがない場合 大きな荷重が加わる場合 する段付ピンを要する場合 API 8C / ISO 13535 に準拠 する 必要がある洋上環境等 ピン軸 の ねじ部 めねじ 複数のめねじ めねじ めねじ 両端の 両端共に極低頭ボルト 締結部材 複数の六角ボルト 片側は六角ボル トのみ 専用締付ツール付属 他方は六角ボルト＋スパナナット 複数の六角ボルト 可動部両端 両端共に動く障害 物 周囲の障害物 両端共に障害物がない場合 両端共に障害物がない場合 両端共に障害物がない場合 グリース 方式 外部塗布・内部注入共に可 外部塗布・内部注入共に可 外部塗布・内部注入共に可 外部塗布・内部注入共に可 ピン径 標準レンジ Ø 40 mm‒(160) mm Ø 70 mm‒400 mm Ø 38 mm‒160 mm Ø 20 mm‒(400) mm ピン長さ < 2000 mm < 2000 mm < 1000 mm < 2000 mm カスタマイズ ご要望に応じて可 ご要望に応じて可 ご要望に応じて可 ご要望に応じて可 PRODUCT RANGE I EXPANDER SYSTEM 11

PROVEN QUALITY BRING FURTHER COMPETITIVENESS 建機・重機メーカー様向け：各種証明書と検証試験サービス そのピンに求められる強度計算やピン径・ピン長さのサイズ決定のサポートから 使用条件に応じたカスタム品・特殊品の製造まで。私たちはエクスパンダーの 製品設計から製造に至る全てのプロセスでお客様のニーズに特化した専用の エクスパンダーをご用意します。 各種の認証と検査試験 品質を裏付ける幅広いエビデンス 取得済の認証および許認可 - DNV（デット・ノルスケ・ヴェリタス） - TÜV（テュフ／技術監視協会） - ISO:9001 - ISO:14001 私たちノルトロックグループは、お客様のニーズに 応じて認証取得証明書のご提出、Type 3.1 材料証明書や トレーサビリティ 超音波または磁気探傷試験、シャルピー試験等を行います。 エクスパンダー製品には全て、その材料や生産に 関する情報を追跡できるようロット番号がレーザー マークで刻印されています。また、ご要望があれば 実地での検証試験 貴社名や貴社ブランド名を刻印し、ユーザー様に ディテールへのこだわりを示すことも可能です。 エクスパンダー・シス テムは50,000時間（約6年間）を 24時間稼働で実地検証する試験を経て も、その機能 に影響 がなく、可動部に摩耗も防止できることが ボルボ建機社による試験で実証されています。 これまで世界で100万本以上のエクスパンダー 製品が 60,000以上の可動部に導入されており、その全てが 可動部の摩耗を防ぎ、ガタつきや騒音を軽減するだけ でなく、補修によるダウンタイム等の損失も防いでいます。 業界初の製品保証 ライフタイム・ワランティ エクスパンダーは世界で唯一、10年間または 10,000稼働時間の機能保証が付与された製品です。 12 EXPANDER SYSTEM I EXPERTISE

あらゆる産業の、あらゆる可動部に。 建設・土木 製鉄・製鋼 鉄道 橋梁建設 林業機械 トンネル掘削 農業機械 鉱山採掘 製造・加工 電力 発電設備 造船・海洋 オイル＆ガス 機械製造 運輸・配送 製油・石油化学 EXPERTISE I EXPANDER SYSTEM 13

LIGHTNING-QUICK DIGITAL DESIGN AND PRODUCTION エクスパンダー・システムの生産ラインは、大ロットでも 小ロットでも極めて迅速に製造し、出荷できるよう30年 以上をかけて現代化と工程の最適化を重ねて来ました。 最新鋭の自動化設備を含む多様な機器により、エクスパンダー は最大限の生産効率と最高の品質をもって生産され、 お客様の手元に届けられます。また、私たちのデジタル デザインシステムはカスタム品でも迅速に製品設計が完了 でき、確実で迅速なお届けに寄与しています。 約束された品質を エクスパンダー・システムは全ての構成部品が全生産工程に渡って 詳細な品質検査を受けています。デジタル技術を積極的に取り入れて 来た私たちは、製品設計から出荷までのプロセスを全て可視化して 制御しており、常に高品質で全ての製品に品質のバラつきがありません。 お客様の設備機器の可動部を守る、十 分な品質をお約束します。 世界中のお客様のそばに エクスパンダーの生産拠点、営業拠点、テクニカルセンター、そして 代理店のネットワークにより、私たちは全てのお客様のそばで、製品と サービスの提供を可能にしています。単に製品の情報が知りたい時、 技術面でのサポートが必要な時、そして勿論、遠隔地まで製品を 取り寄せたい時にも、私たちはそのニーズにお応えします。 14 EXPANDER SYSTEM I PRODUCTION

PRODUCTION I EXPANDER SYSTEM 15

CONSTRUCTION & DEMOLITION 建設・土木・解体業界 建設・土木・解体の現場において、安全性と生産性は常に最優先に 考えられます。そのため、可動部のガタつきによる効率の低下や 騒音、そして何より工期遅延の原因となる工期内での重機の補修は 何としても避けなければなりません。エクスパンダー は現場の安全性 と生産性を落とすことなく、あらゆる重機が安定稼働できる環境 づくりに寄与します。 採用事例 - 油圧ショベル、バックホー、アーティキュレイト型車両 - ダンプトラック、ホイールローダー - ブルドーザー - クレーン - 削岩機、クラッシャー - 除雪車輌　等 16 EXPANDER SYSTEM I MARKET SEGMENTS

MINING & QUARRYING トンネル掘削・鉱山採掘業 採用事例 恒常的に重機に伝わる激しい振動や舞い - 油圧ショベル・バックホー 上がる土埃は、掘削現場や鉱山では強力な - 削岩機 敵となって立ち塞がります。 - シールドマシン エクスパンダーは過酷な使用条件下でも 確実に可動部の摩耗を防ぎ、またピン穴 - ダンプトラック への異物混入も許さず、現場の生産性と - ホイールローダー 工期遅延の可能性を排除します。 - スケーラー重機　等 MARKET SEGMENTS I EXPANDER SYSTEM 17

STEEL 製鉄・製鋼 設備での採用事例 製鉄所や製鋼所では、作業者は1,000℃ - 溶鋼鍋底部のピン を超える銑鉄や不安定な足場での高所 - コンベヤロールピン 作業等、常に安全性が最優先されなけ - 鍛造プレスBKOまたはSKOピン ればならず、1日でも生産が停止すると - 鍛造プレスSKOピン 億単位の損害に繋がりかねないため、 安定稼働も不可欠な要素。 - プレス：材料供給装置 エクスパンダーは、可動部のガタつき - 油圧トング や摩耗に起因するピンの疲労破壊等 - 混銑車台車ダンパー を防止し、現場の安全性と安定稼働を - クレーン 提供します。 - 構内の各種重機 18 EXPANDER SYSTEM I MARKET SEGMENTS

FORESTRY & AGRICULTURE 林業機械・農業機械 林業機械や農業機械に不具合が発生した時、ユーザー様が しばしば直面するのは現場近隣にメンテナンスや補修の サービスを提供してくれる事業者がいないということです。 当然作業の遅れは収益に直結するため、現場作業で対処 したいという要望は至極当然のことと言えます。 エクスパンダーは、現場作業により誰でも簡単に既設のピンと 交換することができ、可動部の摩耗の再発も防止します。 採用事例 - ハーベスター - スプレーヤ - 各種アタッチメントピン - アーティキュレイト車両 - スキッダー - 運搬車両、トレーラー - フェラーバンチャ（伐倒機） - トラクター - グラップル MARKET SEGMENTS I EXPANDER SYSTEM 19

MANUFACTURING & PROCESSING 林業機械・農業機械 製紙工場やタイヤ工場、果ては発電所までのあらゆるプラントにおいて、計画通りに 安定して生産設備を稼働させることは共通の目標となっています。エクスパンダーは あらゆる使用環境に対応した製品を供給することができ、可動部とその周辺の設計に 応じた幅広い製品タイプもご用意しています。その機器がどんなものであれ、エクス パンダーは生産計画の遅延を阻むあらゆる可動部の不具合を解決します。 採用事例 - 製紙工場： カッター、スラッジフィルタ、センターローラー、ジャックスクリュー - 製材所：ベーラー、吸引機、トリマー、切削チップ製造機 - 発電所：ロースター、燃料補給機、グラップル - その他プラント：ロールドラムピン、振動ふるい機、クレーン各種、 リフティングマグネット、サイドローラーピン、コンベヤ、材料供給装置　等 　　 20 EXPANDER SYSTEM I MARKET SEGMENTS