設備の延命化を実現　キルン微霧冷却システム

リーフレットＮｏ．キルン冷20101110 微霧冷却システム構成例 ④シェル温度計測 ユニット 信号 冷却水 宇部興産株式会社特許出願中 ①微霧ファン ユニット ⑤冷却調整用 制御盤 冷却水 ②加圧ポンプ ユニット ③自動洗浄 フィルター 機 器 名 用 途 備 考 通常仕様 移動式（手動）、噴霧方向可変（手動） ①微霧ファンユニット キルンシェルの冷却 台車式および吊り下げ式から選択可 バッファタンクおよび加圧ポンプにて構成 ②加圧ポンプユニット 冷却水の圧送 異常警報などのフェールセーフ機能付き 冷却水中の不純物除去によるノズル詰り防止 ③自動洗浄フィルター 冷却水の濾過 フィルターのジェット噴射式自動洗浄により、フィルター目 詰まりが低減 オプション 放射温度計による温度計測にて、キルン進行方向の温度分布 ④シェル温度計測ユニット シェルの温度計測 のモニター表示が可能な可視化および制御機能付き ④での計測結果をフィードバックし、ファン送風量（イン ⑤冷却調整用制御盤 冷却制御 バーター）および冷却水量（調整弁）を自動制御 「微霧とは？」 ①微霧とは噴霧粒子径の小さい霧のことです。 粒子大 ②小さな粒子は、空気中で容易に蒸発し、気化熱を奪うので、効率の良い 冷却が可能です。未蒸発の粒子があっても、冷却物表面で瞬時に蒸発する 為、物を濡らしません。 超微霧 微霧 細霧 中霧 粗霧 微霧粒子 粒子小 10mm 微霧を使ったキルンの 100mm お問い合わせは下記へどうぞ 300mm シェル冷却装置です。 もや キルンの安定運転を 10mm以下 きり ●窯業システムGr お手伝いします。 10～100mm 並みの雨～スコール 霧雨 〒755-8633 山口県宇部市大字小串字沖の山1980番地 1000mm 1.0mm以上 100～300mm TEL:0836-34-0536 FAX:0836-22-0099 しとしと雨 0.3～1.0mm ●冷却事業部 100ミクロンまでの「微霧」を噴霧するため 〒550-0011 大阪市西区阿波座1丁目15-15第1協業ﾋﾞﾙ 未蒸発（ドレン）の発生がなく、周辺環境の汚染がありません TEL:06-6538-1277 FAX:06-6538-4023 ミスター・微霧

微霧冷却システム概要 冷却効果シミュレーションシェル温度計測 微霧冷却 空冷式 冷却不足 フィード 上面 バック制御 も可能 下面 霧の軌跡 定置式ファンダクト 局所的冷却 上面 給水ユニット 上面 微霧ファンユニット 下面 システム導入によるメリット 下面 下面はもちろん上面まで、 １）キルンシェルおよび耐火煉瓦の延命化 キルン全体を均一に冷却ローカルファン ２）キルンの長時間連続安定運転を実現 ３）コーチングの安定化 ４）キルンシェルの温度コントロールが可能 シェル温度コントロール ５）「微霧」だから未蒸発水がなく、周辺環境の汚染解消 上下左右に稼動 ６）天候の変化にフレキシブルに対応可能 微霧と送風効果により キルンを効果的に冷却します。 シェル赤熱 各種冷却方法との比較 冷却 全体 部分 温度 延命 環境 冷却方式 特 徴性能 冷却 冷却 制御 効果 影響 冷却後 水冷 ・放射温度計での温度測定 キルン が出来ない ○ ○ × × △ × ・部分的な散水が困難 設備の延命効果 冷却不足 ・常時水浸しによる環境悪化 過冷却 コーチング 定置式ファンダクト 脱着・不安定 ・冷却性能不足 キルン断面 耐火物溶損 キルン ・吹き出し口風量バランスの ｺｰﾁﾝｸﾞ △ △ × ○ △ ○ ｺｰﾁﾝｸﾞ 安定確保が困難 ・部分的な風量の増加が出来ない 酸結露による 耐火煉瓦 温度変動による 耐火煉瓦 ローカルファン 低温腐食 設備ダメージを シェル ・冷却性能不足 様々な面で キルン シェル △ △ ○ ○ △ ○ ・風の当たっている部分しか 他の方法よりも 軽減できます。 シェル外面の高温腐食 冷却効果が無い アドバンテージ 温度コントロールによる過冷却・冷却不足の抑制 があります。 微霧冷却 環境改善 ・霧の気化熱を利用し、 水冷時 微霧冷却時 キルン全体を効率的に冷却 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ・稼働台数と水量により部分的に 温度をコントロール 水冷式から微霧冷却 システム採用により 「コーチングの役割」 環境も改善されました。 ①コーチングは原料が煉瓦面に溶融付着したものです。 ②煉瓦面が被覆されることで、煉瓦の溶損を防ぐことができます。 ③表面が凸凹になることにより、原料の混合を良好にし、均一に加熱します。 キルン下部の機器のメンテナンス性改善や ④コーチングの持つ大きな熱容量により、焼成が容易となります。 油流出などの環境事故抑制にも効果があります