レニショー総合カタログ2019

総合カタログ レニショー株式会社 2017 総合カタログ レニショーは、本書の内容・仕様等を予告なく変更することがあります。 また、本書作成にあたり細心の注意を払っておりますが、 誤記等により 発生するいかなる損害の責任を負うものではありません。 地域、国の医療関連規制により機能の使用が制限される場合があります。 詳細は、レニショーの現地法人にご連絡ください。 ※RENISHAW R 、RENISHAWロゴに使用されているプローブシンボル、 REVO R 、Renscanおよびneuro I mate R は、英国およびその他の国に おけるRenishaw plcの登録商標です。 Pr inted in Japan

1972年に超音速旅客機コンコルドのジェットエンジン開発の ために、イギリス人のエンジニアによって作られた世界初の 三次元測定機用タッチトリガプローブは、従来の方法では不可能 であった高精度の測定を実現し、プロジェクトを成功に導き ました。その時から、レニショーの企業理念である革新技術の 開発が始まりました。 独自技術の追求 1973年にRenishaw plcが英国で設立され、今日まで業界を リードする様々な測定ソリューションを生み出してきました。 業界標準となった三次元測定機および工作機械用タッチ プローブ、機械精度を診断するレーザー計測システム、位置 決めエンコーダなど、生産設備の高精度化を実現する製品は、 産業で広く活用されています。近年では、三次元測定機の 概念を打ち破る革新的な5軸同時制御技術とダイナミック 測定ヘッドにより、三次元測定機の動的エラーを低減し、 大幅にスループットを向上させて、製品検査プロセスに革命を もたらしました。 新分野への挑戦 チャレンジは、工業測定分野に留まりません。ラマン分光 システムは非接触・非破壊で分子構造・結晶構造解析、物質の 化学組成の同定などの分析に広く用いられ、今後も測定 対象の拡大が期待されています。また、高度なスキャニングや 位置決め技術を生かし、審美性に優れた歯科医療用システム や脳神経外科手術ロボットシステムなどの新しい分野へも 活躍の場を広げています。その開発力は、英国で最も権威 あるThe Queen’s Award（英国女王賞）を17回受賞した 実績により証明されています。 01 02

1972年に超音速旅客機コンコルドのジェットエンジン開発の ために、イギリス人のエンジニアによって作られた世界初の 三次元測定機用タッチトリガプローブは、従来の方法では不可能 であった高精度の測定を実現し、プロジェクトを成功に導き ました。その時から、レニショーの企業理念である革新技術の 開発が始まりました。 独自技術の追求 1973年にRenishaw plcが英国で設立され、今日まで業界を リードする様々な測定ソリューションを生み出してきました。 業界標準となった三次元測定機および工作機械用タッチ プローブ、機械精度を診断するレーザー計測システム、位置 決めエンコーダなど、生産設備の高精度化を実現する製品は、 産業で広く活用されています。近年では、三次元測定機の 概念を打ち破る革新的な5軸同時制御技術とダイナミック 測定ヘッドにより、三次元測定機の動的エラーを低減し、 大幅にスループットを向上させて、製品検査プロセスに革命を もたらしました。 新分野への挑戦 チャレンジは、工業測定分野に留まりません。ラマン分光 システムは非接触・非破壊で分子構造・結晶構造解析、物質の 化学組成の同定などの分析に広く用いられ、今後も測定 対象の拡大が期待されています。また、高度なスキャニングや 位置決め技術を生かし、審美性に優れた歯科医療用システム や脳神経外科手術ロボットシステムなどの新しい分野へも 活躍の場を広げています。その開発力は、英国で最も権威 あるThe Queen’s Award（英国女王賞）を17回受賞した 実績により証明されています。 01 02

N E W F I E L D P R O D U C T I V E PR O C E S S PY R A M I D 新分野へのチャレンジ 機械加工におけるプロセスコントロール スケール・エンコーダ 工業用測定 フィクスチャー 豊富なデータに基づく制御 スタイラス 加工の完了後に適用 エンコーダ 三次元測定機用 プローブ・コントローラ アクティブな制御 レーザーエンコーダ 切削工程途中に適用 予測型制御 工作機械用 切削開始直前に適用 プローブ・ソフトウェア 予防型制御 金属積層造形システム 事前に適用 3Dプリンタ キャリブレーション システム レニショーは、工作機械加工における各工程で必要となる測定技術を持ち、三次元 脳神経外科手術 測定機および工作機械用測定で高い世界シェアを占めているプローブ技術を核として、 支援システム 工場内での不安定要因の特定と制御を行うためのフレームワークとして、生産プロセス ピラミッド（Productive Process Pyramid（PPP））を提唱しています。 空間レーザー測定 ラマン分光システム 生産性と品質の向上には、作業者・機械・材料・加工方法・測定・環境などのエラー要素 の排除が不可欠であり、同時にトレーサビリティと信頼性を向上するプロセスが求め 研究開発・分析・ライフサイエンス られます。工場内での不安定要因の特定と制御を行うためのPPPは、革新的技術、 実証済みの手法、およびエキスパートの知識を活用しています。 I N D E X 目次 位置決めエンコーダ P 23-26 金属積層造形システム P 34 モーションコントロールの 3D CADデータからダイレクトに高密度の 製品 高精度位置決めフィードバックを提供します 金属パーツを製造する積層造形技術を提供します 三次元測定機用プローブ P 05-08 マルチアクシス レーザーエンコーダ P 27-28 キャリブレーションシステム P 17-18 会社情報 三次元測定機は、金型部品の寸法検査など レーザー干渉技術を使い、究極の精度を求める 自動車業界を中心に広く使われています 機械の6自由度（位置決め、角度（ピッチ/ヨー）、 ハイエンドアプリケーションに適しています グローバルサポート P 35-36 真直度（垂直/水平）、ロール）を１度に測定します 世界各国の拠点からお客様をサポートします 工作機械用プローブ P 09-12 測定機用モジュラー式 ラマン分光システム P 29-32 フィクスチャー P 19-20 工作機械（マシニングセンタ、旋盤など）の 非接触・非破壊の結晶構造解析など、 部品加工の高精度化、効率化に貢献します 三次元測定機用・画像測定機用の冶具は、測定 用途が広がっています 会社案内・沿革 P 37-38 準備を大幅に短縮します レニショーの事業内容と沿革を紹介します キャリブレーションシステム P 13-16 三次元測定機・ メディカルシステム P 33 工作機械プローブ用スタイラス P 21-22 半導体製造装置、工作機械などの 工業用測定を通して培った高い技術力を 性能を高精度に診断します プローブの性能を引き出し、測定対象に合わせた 医療分野に応用します 高品質の測定子を提供します 03 04

N E W F I E L D P R O D U C T I V E PR O C E S S PY R A M I D 新分野へのチャレンジ 機械加工におけるプロセスコントロール スケール・エンコーダ 工業用測定 フィクスチャー 豊富なデータに基づく制御 スタイラス 加工の完了後に適用 エンコーダ 三次元測定機用 プローブ・コントローラ アクティブな制御 レーザーエンコーダ 切削工程途中に適用 予測型制御 工作機械用 切削開始直前に適用 プローブ・ソフトウェア 予防型制御 金属積層造形システム 事前に適用 3Dプリンタ キャリブレーション システム レニショーは、工作機械加工における各工程で必要となる測定技術を持ち、三次元 脳神経外科手術 測定機および工作機械用測定で高い世界シェアを占めているプローブ技術を核として、 支援システム 工場内での不安定要因の特定と制御を行うためのフレームワークとして、生産プロセス ピラミッド（Productive Process Pyramid（PPP））を提唱しています。 空間レーザー測定 ラマン分光システム 生産性と品質の向上には、作業者・機械・材料・加工方法・測定・環境などのエラー要素 の排除が不可欠であり、同時にトレーサビリティと信頼性を向上するプロセスが求め 研究開発・分析・ライフサイエンス られます。工場内での不安定要因の特定と制御を行うためのPPPは、革新的技術、 実証済みの手法、およびエキスパートの知識を活用しています。 I N D E X 目次 位置決めエンコーダ P 23-26 金属積層造形システム P 34 モーションコントロールの 3D CADデータからダイレクトに高密度の 製品 高精度位置決めフィードバックを提供します 金属パーツを製造する積層造形技術を提供します 三次元測定機用プローブ P 05-08 マルチアクシス レーザーエンコーダ P 27-28 キャリブレーションシステム P 17-18 会社情報 三次元測定機は、金型部品の寸法検査など レーザー干渉技術を使い、究極の精度を求める 自動車業界を中心に広く使われています 機械の6自由度（位置決め、角度（ピッチ/ヨー）、 ハイエンドアプリケーションに適しています グローバルサポート P 35-36 真直度（垂直/水平）、ロール）を１度に測定します 世界各国の拠点からお客様をサポートします 工作機械用プローブ P 09-12 測定機用モジュラー式 ラマン分光システム P 29-32 フィクスチャー P 19-20 工作機械（マシニングセンタ、旋盤など）の 非接触・非破壊の結晶構造解析など、 部品加工の高精度化、効率化に貢献します 三次元測定機用・画像測定機用の冶具は、測定 用途が広がっています 会社案内・沿革 P 37-38 準備を大幅に短縮します レニショーの事業内容と沿革を紹介します キャリブレーションシステム P 13-16 三次元測定機・ メディカルシステム P 33 工作機械プローブ用スタイラス P 21-22 半導体製造装置、工作機械などの 工業用測定を通して培った高い技術力を 性能を高精度に診断します プローブの性能を引き出し、測定対象に合わせた 医療分野に応用します 高品質の測定子を提供します 03 04

三 次 元 豊富な製品ラインアップ 測定対象に適したソリューションを提案します 測 定 機 用 プ タッチトリガプローブ ロー ブ レニショーのタッチトリガプローブは、世界の生産現場で最も多く使用されているプローブ です。三点支持式、ストレインゲージ式、ピエゾ式があり、用途や測定対象に合わせて 選べます。三点支持式は剛性が高く、ストレインゲージ式は長寿命かつ高精度、小型 プローブは狭い部分での測定に適しています。 TP20 三点支持式のタッチプローブです。プローブボディとモジュールで構成されており、基準 原点を再測定することなくスタイラスを交換できます。現在お使いのTP2プローブ、TP6 プローブのインターフェースなどを置き換えることなく、TP20プローブにアップグレード することが可能です。 TP200 ストレインゲージを使っているため、三点支持式プローブに比べ、長いスタイラスによる 方向性のばらつきが小さく、高精度測定が可能です。プローブボディとモジュールで 構成され、マグネットによる着脱方式を採用しているため、スタイラスチェンジラックを 用いて素早いスタイラス自動交換が可能です。 三次元測定機用プローブ スキャニングプローブ 革新的な独自技術は 三次元測定とは、被測定物の位置座標から寸法や位置などの幾何 業界標準として世界をリード 形状を測定する技術です。一般的に、3軸の直交するガイドと各軸 ワーク表面を形状に沿って連続してスキャニングすることにより、高密度で大量のデータ に付いたスケール、タッチプローブなどで構成されている三次元測 を短時間に取得する技術です。測定点数が多いため、安定した信頼性の高い結果を 得られます。すべてのプローブで駆動モータやロッキング機構を内蔵しない簡易構造の 定機（CMM）を使って測定します。 パッシブ方式を採用しており、高速スキャニングでの高精度測定が可能です。 タッチプローブが、レニショーにより開発されてから現在に至るまで、 コンピュータの著しい進歩などにより、三次元測定機の性能は、 SP25M 飛躍的に向上しました。しかし、それにも増して、信頼性の高い製品 直径25mmの超小型で、PH10Mヘッドへ取り付ける構造により、様々な方向へ位置決め できます。プローブエクステンションと組み合わせることにより、あらゆるワークの測定が を設計・製造するため、測定への要求は高度化しています。レニショー 可能となります。また、形状のスキャニング測定と寸法のタッチトリガ測定の2つの検出 は、マーケットリーダとして、汎用的な三点支持式タッチプローブ 機能があり、測定したい項目によって使い分けて、効率良く高速･高精度に測定することが から、ストレインゲージを用いた高精度タッチプローブ、モータ できます。スキャニング測定では、20～400mmまでのスタイラスが使用可能です。 ライズドプローブヘッド、5軸スキャニングプローブに至るまで、 生産現場のニーズに最適なソリューションを提供し続けます。 モータライズドプローブヘッド 多品種少量生産・測定対象の複雑化のため、自動化による測定時間短縮が求められて います。CNC三次元測定機用プローブヘッドは、プローブの向きを自動制御すること ができ、自動測定に適したヘッドです。 PH10シリーズ オートジョイント型プローブをはじめ、レニショーのあらゆるプローブが取り付けられ、オート チェンジラックを用いることで、プローブの自動交換ができます。このヘッドを使えば、 測定時間を大幅に短縮し、より複雑な形状測定が可能になり、精度の向上が実現でき ます。 05 06

三 次 元 豊富な製品ラインアップ 測定対象に適したソリューションを提案します 測 定 機 用 プ タッチトリガプローブ ロー ブ レニショーのタッチトリガプローブは、世界の生産現場で最も多く使用されているプローブ です。三点支持式、ストレインゲージ式、ピエゾ式があり、用途や測定対象に合わせて 選べます。三点支持式は剛性が高く、ストレインゲージ式は長寿命かつ高精度、小型 プローブは狭い部分での測定に適しています。 TP20 三点支持式のタッチプローブです。プローブボディとモジュールで構成されており、基準 原点を再測定することなくスタイラスを交換できます。現在お使いのTP2プローブ、TP6 プローブのインターフェースなどを置き換えることなく、TP20プローブにアップグレード することが可能です。 TP200 ストレインゲージを使っているため、三点支持式プローブに比べ、長いスタイラスによる 方向性のばらつきが小さく、高精度測定が可能です。プローブボディとモジュールで 構成され、マグネットによる着脱方式を採用しているため、スタイラスチェンジラックを 用いて素早いスタイラス自動交換が可能です。 三次元測定機用プローブ スキャニングプローブ 革新的な独自技術は 三次元測定とは、被測定物の位置座標から寸法や位置などの幾何 業界標準として世界をリード 形状を測定する技術です。一般的に、3軸の直交するガイドと各軸 ワーク表面を形状に沿って連続してスキャニングすることにより、高密度で大量のデータ に付いたスケール、タッチプローブなどで構成されている三次元測 を短時間に取得する技術です。測定点数が多いため、安定した信頼性の高い結果を 得られます。すべてのプローブで駆動モータやロッキング機構を内蔵しない簡易構造の 定機（CMM）を使って測定します。 パッシブ方式を採用しており、高速スキャニングでの高精度測定が可能です。 タッチプローブが、レニショーにより開発されてから現在に至るまで、 コンピュータの著しい進歩などにより、三次元測定機の性能は、 SP25M 飛躍的に向上しました。しかし、それにも増して、信頼性の高い製品 直径25mmの超小型で、PH10Mヘッドへ取り付ける構造により、様々な方向へ位置決め できます。プローブエクステンションと組み合わせることにより、あらゆるワークの測定が を設計・製造するため、測定への要求は高度化しています。レニショー 可能となります。また、形状のスキャニング測定と寸法のタッチトリガ測定の2つの検出 は、マーケットリーダとして、汎用的な三点支持式タッチプローブ 機能があり、測定したい項目によって使い分けて、効率良く高速･高精度に測定することが から、ストレインゲージを用いた高精度タッチプローブ、モータ できます。スキャニング測定では、20～400mmまでのスタイラスが使用可能です。 ライズドプローブヘッド、5軸スキャニングプローブに至るまで、 生産現場のニーズに最適なソリューションを提供し続けます。 モータライズドプローブヘッド 多品種少量生産・測定対象の複雑化のため、自動化による測定時間短縮が求められて います。CNC三次元測定機用プローブヘッドは、プローブの向きを自動制御すること ができ、自動測定に適したヘッドです。 PH10シリーズ オートジョイント型プローブをはじめ、レニショーのあらゆるプローブが取り付けられ、オート チェンジラックを用いることで、プローブの自動交換ができます。このヘッドを使えば、 測定時間を大幅に短縮し、より複雑な形状測定が可能になり、精度の向上が実現でき ます。 05 06

三 三 次 次 元 元 測 ダイナミック測定ヘッド・プローブ 5軸スキャニングが不可能を可能にします 測定アプリケーション 測定機に適した冶治具を豊富に取り揃えています 測 定 定 機 機 用 用 プ プ ロ ー REVO-2ダイナミック測定ヘッド・プローブシステム 画像プローブ RVP・粗さプローブ SFP ロ ー ブ ブ 三次元測定機の5軸制御技術に対応した初めてのプローブヘッドで、RSP2ス キャニングプローブを標準装備しています。 5軸制御とは、X,Y,Z軸にREVO-2ヘッドの回転2軸を加えた5軸が同時に回転、 移動する制御技術で、ヘッドを回転させながら測定することができます。5軸制 御により、三次元測定機の動的エラーを低減することができるため、500mm/s の高速スキャニングが可能となり、測定時間を大幅に短縮することができます。 REVO-2ヘッドの回転角度ピッチは無段階で、これまで測定が困難であった 画像プローブ RVP 粗さプローブ SFP 複雑形状のワーク測定も可能となります。 1.3MピクセルのCMOS採用により、短時間での画像測定が可能です。 先端の測定部は半径2µmのダイヤモンド材でスキッドタイプです。 オプションとして、表面粗さ測定が可能となるSFPプローブ、画像測定が可能と また、あらゆる角度に加工された小径の穴などの測定に最適です。 C軸の回転により、あらゆる角度で粗さ測定が可能となります。 なるRVPプローブ、また最大800mmのスタイラス取り付けが可能なRSP3-6プ ローブを用意しています。 REVO-2プローブオプション REVO-2の特徴 ・三次元測定機の動きを最小限に抑え、ダイナミックエラーを低減 ・500mm/sの計測スピードにより計測効率が向上 ・毎秒4,000点の高密度データを取得 ・ヘッドの回転角度ピッチが無段階になり、ヘッド回転時間のロスを低減 画像プローブ 粗さプローブ ・5軸動作により、従来困難だった形状の計測が可能 ・わずかな接触圧により、スタイラスの磨耗を低減 ・回転ヘッドの自由度が高くなり、パートプログラムの設計が容易に ロングスタイラス ・最大800mmのスタイラスの使用が可能 ・粗さプローブ、画像プローブなどのオプションにより計測の範囲が拡大 PH20 5軸タッチトリガーシステム 三次元測定機の5軸制御技術に対応したプローブヘッドで、ポイント測定が可能なTP20プロー REVO-2による改善事例 ブを内蔵しています。プロービングエラーを補正する新機能により高精度化も実現しました。角 度回転中も測定可能な独自技術‘ヘッドタッチ’により、三次元測定機を動かしてタッチするより 航空機エンジン ブリスク も圧倒的な速さで測定できます。 8ヶ所の断面スキャニング及び2ヶ所の根本部とつば部の また、5軸動作により角度変更の時間を短縮しているため、測定タクトタイムを短縮できます。 スキャニングによる輪郭測定のスループットを10倍向上 PH20ヘッドの回転角度ピッチは無段階になっているためワークへのアクセス性が高くなるとと もにスタイラスの干渉を簡単に避けることができ、スタイラスの交換回数も大幅に減らせます。 測定条件 測定時間（1ブレード） 測定時間（全29ブレード） 3軸スキャニングの場合 10mm /s 46分 22時間14分 PH20ヘッドの特長 REVO-2によるスキャニング測定 200mm/s 4分30秒 2時間10分30秒 高精度を維持しながら測定スループットを3倍に向上させるダイナミック測定プローブヘッ 自動車シリンダヘッド ドです。従来の三次元測定機の3軸を動かすポイント測定方法とは異なり、PH20ヘッド自 12ヶ所のバルブシート面及びバルブガイド穴の 身の動きによりポイント測定するため高速で測定でき、三次元測定機本体の動的誤差の影 3断面スキャニングのスループットを8倍向上 響を大幅に低減しています。また、一回のキャリブレーションでヘッドの全角度のキャリブ 測定条件 測定時間 レーションをするためキャリブレーション時間が短縮されます。 3軸スキャニングの場合 15mm /s 29分13秒 このヘッドは、効率よく回転できるため、小さな測定機でも大きなワークの測定が可能 REVO-2によるスキャニング測定 になりました。 400mm/s ： バルブシート部 3分42秒 50mm/s ： バルブガイドボア部 プローブヘッド仕様 回転角度 垂直方向（角度ピッチ） -115°～+115°（0.08arcsec） 自動車トランスミッション バルブボディ 水平方向（角度ピッチ） 　　 ∞ 　　（0.08arcsec） 直径6mmの穴12ヶ所、5mmの穴6ヶ所、ガスケット面25点、スプールボア45ヶ所、 角度分解能 0.4µラジアン ガスケット面3ヶ所のスキャニング・スプール面プロファイル6点のスループットを2.5倍向上 3回転 /秒 最高動作速度 （スタンダードモジュールと10mmの 測定条件 測定時間 スタイラス使用時に1281mm/s） 3軸スキャニングの場合 15mm /s 18分5秒 最高ヘッドタッチ速度 50mm/s REVO-2によるスキャニング測定 500mm/s 7分5秒 重量 810g 07 08

三 三 次 次 元 元 測 ダイナミック測定ヘッド・プローブ 5軸スキャニングが不可能を可能にします 測定アプリケーション 測定機に適した冶治具を豊富に取り揃えています 測 定 定 機 機 用 用 プ プ ロ ー REVO-2ダイナミック測定ヘッド・プローブシステム 画像プローブ RVP・粗さプローブ SFP ロ ー ブ ブ 三次元測定機の5軸制御技術に対応した初めてのプローブヘッドで、RSP2ス キャニングプローブを標準装備しています。 5軸制御とは、X,Y,Z軸にREVO-2ヘッドの回転2軸を加えた5軸が同時に回転、 移動する制御技術で、ヘッドを回転させながら測定することができます。5軸制 御により、三次元測定機の動的エラーを低減することができるため、500mm/s の高速スキャニングが可能となり、測定時間を大幅に短縮することができます。 REVO-2ヘッドの回転角度ピッチは無段階で、これまで測定が困難であった 画像プローブ RVP 粗さプローブ SFP 複雑形状のワーク測定も可能となります。 1.3MピクセルのCMOS採用により、短時間での画像測定が可能です。 先端の測定部は半径2µmのダイヤモンド材でスキッドタイプです。 オプションとして、表面粗さ測定が可能となるSFPプローブ、画像測定が可能と また、あらゆる角度に加工された小径の穴などの測定に最適です。 C軸の回転により、あらゆる角度で粗さ測定が可能となります。 なるRVPプローブ、また最大800mmのスタイラス取り付けが可能なRSP3-6プ ローブを用意しています。 REVO-2プローブオプション REVO-2の特徴 ・三次元測定機の動きを最小限に抑え、ダイナミックエラーを低減 ・500mm/sの計測スピードにより計測効率が向上 ・毎秒4,000点の高密度データを取得 ・ヘッドの回転角度ピッチが無段階になり、ヘッド回転時間のロスを低減 画像プローブ 粗さプローブ ・5軸動作により、従来困難だった形状の計測が可能 ・わずかな接触圧により、スタイラスの磨耗を低減 ・回転ヘッドの自由度が高くなり、パートプログラムの設計が容易に ロングスタイラス ・最大800mmのスタイラスの使用が可能 ・粗さプローブ、画像プローブなどのオプションにより計測の範囲が拡大 PH20 5軸タッチトリガーシステム 三次元測定機の5軸制御技術に対応したプローブヘッドで、ポイント測定が可能なTP20プロー REVO-2による改善事例 ブを内蔵しています。プロービングエラーを補正する新機能により高精度化も実現しました。角 度回転中も測定可能な独自技術‘ヘッドタッチ’により、三次元測定機を動かしてタッチするより 航空機エンジン ブリスク も圧倒的な速さで測定できます。 8ヶ所の断面スキャニング及び2ヶ所の根本部とつば部の また、5軸動作により角度変更の時間を短縮しているため、測定タクトタイムを短縮できます。 スキャニングによる輪郭測定のスループットを10倍向上 PH20ヘッドの回転角度ピッチは無段階になっているためワークへのアクセス性が高くなるとと もにスタイラスの干渉を簡単に避けることができ、スタイラスの交換回数も大幅に減らせます。 測定条件 測定時間（1ブレード） 測定時間（全29ブレード） 3軸スキャニングの場合 10mm /s 46分 22時間14分 PH20ヘッドの特長 REVO-2によるスキャニング測定 200mm/s 4分30秒 2時間10分30秒 高精度を維持しながら測定スループットを3倍に向上させるダイナミック測定プローブヘッ 自動車シリンダヘッド ドです。従来の三次元測定機の3軸を動かすポイント測定方法とは異なり、PH20ヘッド自 12ヶ所のバルブシート面及びバルブガイド穴の 身の動きによりポイント測定するため高速で測定でき、三次元測定機本体の動的誤差の影 3断面スキャニングのスループットを8倍向上 響を大幅に低減しています。また、一回のキャリブレーションでヘッドの全角度のキャリブ 測定条件 測定時間 レーションをするためキャリブレーション時間が短縮されます。 3軸スキャニングの場合 15mm /s 29分13秒 このヘッドは、効率よく回転できるため、小さな測定機でも大きなワークの測定が可能 REVO-2によるスキャニング測定 になりました。 400mm/s ： バルブシート部 3分42秒 50mm/s ： バルブガイドボア部 プローブヘッド仕様 回転角度 垂直方向（角度ピッチ） -115°～+115°（0.08arcsec） 自動車トランスミッション バルブボディ 水平方向（角度ピッチ） 　　 ∞ 　　（0.08arcsec） 直径6mmの穴12ヶ所、5mmの穴6ヶ所、ガスケット面25点、スプールボア45ヶ所、 角度分解能 0.4µラジアン ガスケット面3ヶ所のスキャニング・スプール面プロファイル6点のスループットを2.5倍向上 3回転 /秒 最高動作速度 （スタンダードモジュールと10mmの 測定条件 測定時間 スタイラス使用時に1281mm/s） 3軸スキャニングの場合 15mm /s 18分5秒 最高ヘッドタッチ速度 50mm/s REVO-2によるスキャニング測定 500mm/s 7分5秒 重量 810g 07 08

レニショーの独自技術 マーケットリーダとして、革新的技術を提案し続けます 優れた通信信頼性 モジュレーテッドオプチカル通信 プローブシステムでは工作機械の種類、サイズや加工環境に適した通信方式を 工 選択し、CNCコントローラとの間で、トリガ信号の伝達やプローブ機能の制御が 作機 行われます。オプチカル（赤外線）信号伝達では、蛍光灯やモータによる干渉を 械 用 避けるため、独自のモジュレーテッドオプチカル信号伝達方式により、信号に プ 変調をかけ、光学干渉と電磁気干渉に対する高い耐性を実現しています。 ロー ブ FHSS（周波数ホッピング）通信 ラジオ通信（電波）プローブは、常時周波数を切り替えプローブ固有のID が織り込まれた通信データを確認しながら通信を行います。プローブと 受信機のマッチングを行い、1対1で通信を行うため、外部機器との干渉 やプローブ間の相互干渉が解消され、他の通信機器や近接した機械がある 場合でも同時にプローブを使用できます。 工作機械用プローブ トリガ検出機構 キネマチック構造 1972年にレニショーが世界に先駆け、三次元測定機用タッチトリガプローブ デファクトスタンダードとしての 機械加工の精度、スピード、コストへの要求は一層厳しさを増して を開発した当初からの技術です。特許を取得した3点支持機構による 卓越した実績と信頼性 います。品質管理や生産効率向上のために、工作機械でのプローブ キネマチック構造は、その後も、改良が施され、多くの製品でワークや工具 測定は非常に有効で、その必要性は高まっています。 の測定に、安定した高い繰り返し精度を誇ります。 加工工程には、使用状況に影響される機械精度の他にも、手動測定 RENGAGETM技術 によるヒューマンエラー、機械やワークの熱変位、工具の磨耗や 特許取得のRENGAGETM技術は、スタイラスのわずかな動きも検出できるよう 折損など様々な誤差要因が存在します。プローブによる自動測定の キネマチック機構にストレインゲージを組み込んでいます。通常のプローブに 導入で、ワークや工具の高速・高精度の測定を行い、それらの誤差 比べ、全方向において高精度な測定が可能で、複雑な自由曲面を持つワークの 測定でも非常に優れたパフォーマンスを発揮します。また、長いスタイラスを使用 要因を取り除き、工具・冶具・ワークのセッティングにかかる機械停止 しても測定精度の低下が少ないため、幅広い高精度測定への対応が可能です。 時間の削減、工具折損の検出、工具補正による加工精度の安定 などにより、製造現場における品質管理および生産性の飛躍的 向上が可能です。 安定した非接触工具測定・折損検出 MicroHoleTMとPassiveSealTM 自動測定導入のメリット 工作機械上の過酷な加工環境で、機械のMコードを必要とせずシステム ワーク自動芯出し 機上ワーク測定 自動工具測定 内部の光学機構を防水性IP68規格準拠で常時保護し、信頼性の高い工具 測定を実現します。 ･高価な冶具のコスト削減 ･自動測定によるサイクルタイムの短縮 ･手動測定によるヒューマンエラーの排除 ･手動芯出しによるヒューマンエラーの排除 ･機外測定後の追加工の段取り時間削減 ･自動工具オフセット更新による加工精度の向上 ToolWiseTM ･手動作業中の機械停止時間の削減 ･無人加工の信頼性向上 ･熱変位補正による加工精度の向上 単なる光の遮光や反射を検出するのではなく、回転工具からの反射光の パターンを解析して、工具の有無を判定し、工具折損検出の高速化を実現 しています。反射光の光量とは関係なくパターンで認識するため、クーラ ントや切粉に影響されることなく、ミスト環境下でも高い信頼性を発揮します。 小径工具や暗色の工具に対する検出機能が強化され、短時間で信頼性の 高い工具折損検出を可能にします。 09 10

レニショーの独自技術 マーケットリーダとして、革新的技術を提案し続けます 優れた通信信頼性 モジュレーテッドオプチカル通信 プローブシステムでは工作機械の種類、サイズや加工環境に適した通信方式を 工 選択し、CNCコントローラとの間で、トリガ信号の伝達やプローブ機能の制御が 作機 行われます。オプチカル（赤外線）信号伝達では、蛍光灯やモータによる干渉を 械 用 避けるため、独自のモジュレーテッドオプチカル信号伝達方式により、信号に プ 変調をかけ、光学干渉と電磁気干渉に対する高い耐性を実現しています。 ロー ブ FHSS（周波数ホッピング）通信 ラジオ通信（電波）プローブは、常時周波数を切り替えプローブ固有のID が織り込まれた通信データを確認しながら通信を行います。プローブと 受信機のマッチングを行い、1対1で通信を行うため、外部機器との干渉 やプローブ間の相互干渉が解消され、他の通信機器や近接した機械がある 場合でも同時にプローブを使用できます。 工作機械用プローブ トリガ検出機構 キネマチック構造 1972年にレニショーが世界に先駆け、三次元測定機用タッチトリガプローブ デファクトスタンダードとしての 機械加工の精度、スピード、コストへの要求は一層厳しさを増して を開発した当初からの技術です。特許を取得した3点支持機構による 卓越した実績と信頼性 います。品質管理や生産効率向上のために、工作機械でのプローブ キネマチック構造は、その後も、改良が施され、多くの製品でワークや工具 測定は非常に有効で、その必要性は高まっています。 の測定に、安定した高い繰り返し精度を誇ります。 加工工程には、使用状況に影響される機械精度の他にも、手動測定 RENGAGETM技術 によるヒューマンエラー、機械やワークの熱変位、工具の磨耗や 特許取得のRENGAGETM技術は、スタイラスのわずかな動きも検出できるよう 折損など様々な誤差要因が存在します。プローブによる自動測定の キネマチック機構にストレインゲージを組み込んでいます。通常のプローブに 導入で、ワークや工具の高速・高精度の測定を行い、それらの誤差 比べ、全方向において高精度な測定が可能で、複雑な自由曲面を持つワークの 測定でも非常に優れたパフォーマンスを発揮します。また、長いスタイラスを使用 要因を取り除き、工具・冶具・ワークのセッティングにかかる機械停止 しても測定精度の低下が少ないため、幅広い高精度測定への対応が可能です。 時間の削減、工具折損の検出、工具補正による加工精度の安定 などにより、製造現場における品質管理および生産性の飛躍的 向上が可能です。 安定した非接触工具測定・折損検出 MicroHoleTMとPassiveSealTM 自動測定導入のメリット 工作機械上の過酷な加工環境で、機械のMコードを必要とせずシステム ワーク自動芯出し 機上ワーク測定 自動工具測定 内部の光学機構を防水性IP68規格準拠で常時保護し、信頼性の高い工具 測定を実現します。 ･高価な冶具のコスト削減 ･自動測定によるサイクルタイムの短縮 ･手動測定によるヒューマンエラーの排除 ･手動芯出しによるヒューマンエラーの排除 ･機外測定後の追加工の段取り時間削減 ･自動工具オフセット更新による加工精度の向上 ToolWiseTM ･手動作業中の機械停止時間の削減 ･無人加工の信頼性向上 ･熱変位補正による加工精度の向上 単なる光の遮光や反射を検出するのではなく、回転工具からの反射光の パターンを解析して、工具の有無を判定し、工具折損検出の高速化を実現 しています。反射光の光量とは関係なくパターンで認識するため、クーラ ントや切粉に影響されることなく、ミスト環境下でも高い信頼性を発揮します。 小径工具や暗色の工具に対する検出機能が強化され、短時間で信頼性の 高い工具折損検出を可能にします。 09 10

多彩な製品ラインアップ 生産効率と加工精度の向上に貢献します 測定アプリケーション ニーズに最適なソリューションを提供します ワーク測定用タッチプローブ PC用ソフトウェア Productivity+ Active Editor Pro Productivity+ Active Editor Pro 工 工作機械から離れた場所でCADインターフェースを使ったCADモデル上の測定形状選択 工 作 機 により、測定サイクルを作成するためのPCソリューションです。 作 機 械 作成した測定プログラムは、簡単に切削プログラムに追加、統合できるので、自動加工のための 械 用 プ クローズドループのプロセスコントロールの構築により、製品品質と加工効率が向上します。 用 プ ロ ロ ー ・NC言語やマクロプログラムの知識を必要としない分かりやすい PC上での操作 ー ブ ・オフラインでプログラムを作成するため、機械の停止時間不要 ブ PC側で測定プログラムを自動作成 工具研削盤などでの高精度測定に適した超小型プローブ 最長15mの通信が可能な電波式プローブ 大型機に対応可能な電波通信式高精度対応プローブ ・作成した測定プログラムは、異なる NCでの測定サイクル出力にも使用可能 モデル 通信方式 繰り返し精度（2σ値） 用途 RMP40 小型マシニングセンタ 測定用マクロソフトウェア RLP40 1.0µm CNC旋盤 ラジオ RMP60 マシニングセンタ 幅広い工作機械の種類とNCに対応する豊富な測定サイクルを備え、 RMP600 0.25µm 5軸複合機 異なるNC間でもプログラミングが統一できるので、最適な測定を効率よく導入できます。 OMP40-2 小型マシニングセンタ Inspection Plus OLP40 1.0µm CNC旋盤 インサイクルの総合的なワーク測定用サイクル OMP60 オプチカル マシニングセンタ OMP400 0.25µm マシニングセンタ Tool Setting 接触式・非接触式の工具測定と折損検出用サイクル OMP600 0.25µm 5軸複合機 LP2 1.0µm CNC旋盤 サイクル例 LP2H 有線 2.0µm CNC旋盤 MP250 0.25µm 研削盤 工具測定システム RTS TRS2 NC4 可倒式アーム プローブの保護位置決め 平面計測 リブ/溝計測 内/外径計測 XY平面内の ピッチ円上の 形状間データ算出 内径/外径計測 機械診断用マクロソフトウェア AxiSetTM Check-Up ワイヤレスでインデックステーブル 通常1秒間で工具折損検出が可能な 最大5ｍの設置間隔で回転工具の CNC旋盤工具測定用可倒式アーム への設置も可能 非接触システム 測定が可能な非接触システム トラニオンタイプの5軸マシニングセンタで発生する旋回軸の回転中心 のズレを数値化するマクロソフトウェアです。 テーブルに基準球を設置し、回転・旋回した基準球の位置をRENGAGE モデル 通信方式 繰り返し精度（2σ値） サイズ（W x D x H） 特長 プローブで測定し、機械の設定値と実際の差を同定し、管理します。 TS27R 有線 63.5mm x 106mm x 81.8mm 工具長及び径測定 ドゥカティ社のエンジン部品の加工は、 レニショーの工具測定システムにより 62.5mm x 112.5mm/137.2mm x 93mm 工具の折損を検査しながら進められていますOTS オプチカル 1.0µm ワイヤレス A軸、またはB軸のテスト実行　または　C軸のテスト実行 （D：1/2AA電池モデル /AA電池モデル） マルチプローブ対応 オンマシン高速スキャニングシステムSPRINT RTS ラジオ 62.5mm x 110.3mm x 93.3mm TRS2 ー 38mm x 73mm x 83mm 高速折損検出 工作機械上でワークの形状・寸法をスキャニング計測するシステムです。 NC4 各種（最大設置間隔5m） 高い防水機能 測定サイクルはProduct iv i ty + Act ive Ed i t o r P roの(機能拡張版)を使用するため、使い勝手は HPRA 手動着脱式 1.0µm Productivity+同様に簡単です。 HPPA 有線 （長さにより異なる） 手動可倒式 HPMA 各種 自動可倒式 ・Prismatic計測 (P+標準機能と同等 )、ブレード計測、Machine Health Check、 0.25µm 　MTM(複合加工機) サイクルを用意。 HPGA 高精度自動可倒式 （長さにより異なる） ・対応するCNC、機械形態については Renishawまでお問い合わせ下さい。 11 12

多彩な製品ラインアップ 生産効率と加工精度の向上に貢献します 測定アプリケーション ニーズに最適なソリューションを提供します ワーク測定用タッチプローブ PC用ソフトウェア Productivity+ Active Editor Pro Productivity+ Active Editor Pro 工 工作機械から離れた場所でCADインターフェースを使ったCADモデル上の測定形状選択 工 作 機 により、測定サイクルを作成するためのPCソリューションです。 作 機 械 作成した測定プログラムは、簡単に切削プログラムに追加、統合できるので、自動加工のための 械 用 プ クローズドループのプロセスコントロールの構築により、製品品質と加工効率が向上します。 用 プ ロ ロ ー ・NC言語やマクロプログラムの知識を必要としない分かりやすい PC上での操作 ー ブ ・オフラインでプログラムを作成するため、機械の停止時間不要 ブ PC側で測定プログラムを自動作成 工具研削盤などでの高精度測定に適した超小型プローブ 最長15mの通信が可能な電波式プローブ 大型機に対応可能な電波通信式高精度対応プローブ ・作成した測定プログラムは、異なる NCでの測定サイクル出力にも使用可能 モデル 通信方式 繰り返し精度（2σ値） 用途 RMP40 小型マシニングセンタ 測定用マクロソフトウェア RLP40 1.0µm CNC旋盤 ラジオ RMP60 マシニングセンタ 幅広い工作機械の種類とNCに対応する豊富な測定サイクルを備え、 RMP600 0.25µm 5軸複合機 異なるNC間でもプログラミングが統一できるので、最適な測定を効率よく導入できます。 OMP40-2 小型マシニングセンタ Inspection Plus OLP40 1.0µm CNC旋盤 インサイクルの総合的なワーク測定用サイクル OMP60 オプチカル マシニングセンタ OMP400 0.25µm マシニングセンタ Tool Setting 接触式・非接触式の工具測定と折損検出用サイクル OMP600 0.25µm 5軸複合機 LP2 1.0µm CNC旋盤 サイクル例 LP2H 有線 2.0µm CNC旋盤 MP250 0.25µm 研削盤 工具測定システム RTS TRS2 NC4 可倒式アーム プローブの保護位置決め 平面計測 リブ/溝計測 内/外径計測 XY平面内の ピッチ円上の 形状間データ算出 内径/外径計測 機械診断用マクロソフトウェア AxiSetTM Check-Up ワイヤレスでインデックステーブル 通常1秒間で工具折損検出が可能な 最大5ｍの設置間隔で回転工具の CNC旋盤工具測定用可倒式アーム への設置も可能 非接触システム 測定が可能な非接触システム トラニオンタイプの5軸マシニングセンタで発生する旋回軸の回転中心 のズレを数値化するマクロソフトウェアです。 テーブルに基準球を設置し、回転・旋回した基準球の位置をRENGAGE モデル 通信方式 繰り返し精度（2σ値） サイズ（W x D x H） 特長 プローブで測定し、機械の設定値と実際の差を同定し、管理します。 TS27R 有線 63.5mm x 106mm x 81.8mm 工具長及び径測定 ドゥカティ社のエンジン部品の加工は、 レニショーの工具測定システムにより 62.5mm x 112.5mm/137.2mm x 93mm 工具の折損を検査しながら進められていますOTS オプチカル 1.0µm ワイヤレス A軸、またはB軸のテスト実行　または　C軸のテスト実行 （D：1/2AA電池モデル /AA電池モデル） マルチプローブ対応 オンマシン高速スキャニングシステムSPRINT RTS ラジオ 62.5mm x 110.3mm x 93.3mm TRS2 ー 38mm x 73mm x 83mm 高速折損検出 工作機械上でワークの形状・寸法をスキャニング計測するシステムです。 NC4 各種（最大設置間隔5m） 高い防水機能 測定サイクルはProduct iv i ty + Act ive Ed i t o r P roの(機能拡張版)を使用するため、使い勝手は HPRA 手動着脱式 1.0µm Productivity+同様に簡単です。 HPPA 有線 （長さにより異なる） 手動可倒式 HPMA 各種 自動可倒式 ・Prismatic計測 (P+標準機能と同等 )、ブレード計測、Machine Health Check、 0.25µm 　MTM(複合加工機) サイクルを用意。 HPGA 高精度自動可倒式 （長さにより異なる） ・対応するCNC、機械形態については Renishawまでお問い合わせ下さい。 11 12

ワイヤレスボールバーシステム 工作機械の精度診断を簡便にします QC20-Wワイヤレスボールバー測定 ボールバーは、工作機械の各軸を組み合わせ、円弧補間送り させることで、機械の円の軌跡を測定します。その簡便さから、 NC工作機械のISO・JIS規格の円運動精度試験方法として、 世界中で普及しました。 QC20-Wワイヤレスボールバーは、リニアトランスデューサで データを取得して信号処理を行った上で、Bluetooth R通信 によってデータをPCに転送します。そのデータから非真円度 などを解析して、機械の幾何学誤差からコントローラに関連 した誤差に至るまでの要因を、わずか10分で数値化します。 キ より簡便に使うため、一回のセットアップでＸ-Ｙ、Ｙ-Ｚ、Ｚ-Ｘの ャリ ブ データを取得するパーシャルアークテスト機能も備えており、 レ ー 三次元空間の立体的な解析ができます。 シ ョ ン シ ス テ ワイヤレスボールバーを使う利点 ム キャリブレーションシステム ・無線式のため、ケーブルの巻き付きがなく作業性が向上 ・定期検査へ導入することで、メンテナンスコストと 機械停止時間の削減 高精度化に貢献する 位置決め・繰り返し再現性などの幾何学的誤差は、装置の開発 ・独自のセンタリング機構により短時間のセットアップ・マシニングセンタ、放電加工機、フライス盤、旋盤、ロボット、 および製造において、最も基本的な情報です。液晶製造装置・ 先進のソリューション Ｘ-Ｙステージ、三次元測定機等の幅広い機械に対応 半導体製造装置・工作機械・三次元測定機などで高精度を必要 ・スモールサークルキットによる小径での検査（半径50ｍｍ）が可能 とする場合、直線運動の位置決め・再現性・真直度・速度安定性・ ・旋盤アタッチメントキットによる旋盤の検査が可能 パーシャルアークテスト 回転軸の割り出し角度測定には、レーザー計測システム（レーザー 測長機）が広く使われています。 システム仕様 ボールバー測定は、 工作機械の精度検証を行うために最も 測定分解能 0.1µmNC ボールバーセンサ精度（20℃） ±0.5µm 簡単かつ有効な方法で、世界中の工作機械メーカで標準的な出荷 データサンプリング 1,000点 /秒 検査項目となっています。工作機械を円弧補間送り運動させて、 ボールバーの長さ 100mm その軌跡のデータを取得し、機械が指令を忠実に実行しているかを 延長バーの長さ 50、150、300mm 表示して診断します。 小径測定（半径50mm） 旋盤測定 ボールバー解析・診断ソフトウェア 解析・診断機能 履歴管理機能 空間解析機能 ・最新ISO、JIS等の各規格に準拠した解析 ・経年変化による機械性能の劣化履歴表示 ・ X-Y、Y-Z、Z-X平面のデータを1つにまと ・検索機能を搭載したハイパーリンクマニュ ・機械性能に対するメンテナンスと調整の めて表示して、多面的な診断（三次元空間 アル 効果を推測 精度解析）が可能 13 ※Bluetooth R 表示およびロゴは、Bluetooth SIG, Inc が所有する登録商標で、Renishaw R はこれら商標を使用する許可を受けています。 14

ワイヤレスボールバーシステム 工作機械の精度診断を簡便にします QC20-Wワイヤレスボールバー測定 ボールバーは、工作機械の各軸を組み合わせ、円弧補間送り させることで、機械の円の軌跡を測定します。その簡便さから、 NC工作機械のISO・JIS規格の円運動精度試験方法として、 世界中で普及しました。 QC20-Wワイヤレスボールバーは、リニアトランスデューサで データを取得して信号処理を行った上で、Bluetooth R通信 によってデータをPCに転送します。そのデータから非真円度 などを解析して、機械の幾何学誤差からコントローラに関連 した誤差に至るまでの要因を、わずか10分で数値化します。 キ より簡便に使うため、一回のセットアップでＸ-Ｙ、Ｙ-Ｚ、Ｚ-Ｘの ャリ ブ データを取得するパーシャルアークテスト機能も備えており、 レ ー 三次元空間の立体的な解析ができます。 シ ョ ン シ ス テ ワイヤレスボールバーを使う利点 ム キャリブレーションシステム ・無線式のため、ケーブルの巻き付きがなく作業性が向上 ・定期検査へ導入することで、メンテナンスコストと 機械停止時間の削減 高精度化に貢献する 位置決め・繰り返し再現性などの幾何学的誤差は、装置の開発 ・独自のセンタリング機構により短時間のセットアップ・マシニングセンタ、放電加工機、フライス盤、旋盤、ロボット、 および製造において、最も基本的な情報です。液晶製造装置・ 先進のソリューション Ｘ-Ｙステージ、三次元測定機等の幅広い機械に対応 半導体製造装置・工作機械・三次元測定機などで高精度を必要 ・スモールサークルキットによる小径での検査（半径50ｍｍ）が可能 とする場合、直線運動の位置決め・再現性・真直度・速度安定性・ ・旋盤アタッチメントキットによる旋盤の検査が可能 パーシャルアークテスト 回転軸の割り出し角度測定には、レーザー計測システム（レーザー 測長機）が広く使われています。 システム仕様 ボールバー測定は、 工作機械の精度検証を行うために最も 測定分解能 0.1µmNC ボールバーセンサ精度（20℃） ±0.5µm 簡単かつ有効な方法で、世界中の工作機械メーカで標準的な出荷 データサンプリング 1,000点 /秒 検査項目となっています。工作機械を円弧補間送り運動させて、 ボールバーの長さ 100mm その軌跡のデータを取得し、機械が指令を忠実に実行しているかを 延長バーの長さ 50、150、300mm 表示して診断します。 小径測定（半径50mm） 旋盤測定 ボールバー解析・診断ソフトウェア 解析・診断機能 履歴管理機能 空間解析機能 ・最新ISO、JIS等の各規格に準拠した解析 ・経年変化による機械性能の劣化履歴表示 ・ X-Y、Y-Z、Z-X平面のデータを1つにまと ・検索機能を搭載したハイパーリンクマニュ ・機械性能に対するメンテナンスと調整の めて表示して、多面的な診断（三次元空間 アル 効果を推測 精度解析）が可能 13 ※Bluetooth R 表示およびロゴは、Bluetooth SIG, Inc が所有する登録商標で、Renishaw R はこれら商標を使用する許可を受けています。 14

レーザー計測システム 圧倒的シェアで業界をリードしています ワイヤレス割り出し角度計測システム 回転軸の位置決め測定を簡便にします XL-80が選ばれる理由 XR20-Wによる回転軸割り出し測定 レーザー計測システムは、精度のみならず、現在望み得る最も世界的に レニショーで開発した独自のベアリングとエンコーダ技術に トレーサビリティの確立した正確で安定した長さ（位置決め）測定機です。 加えて、Bluetooth R ワイヤレス技術を搭載しています。 XL-80レーザー計測システムは、その確かな信頼性に加え、優れた可搬性 独立したマウンティングリングを使用しているため、短時間で と使い易さで、様々な測定対象を高精度に測定する最適なツールとして、世界 簡単にセンタリングが可能で、メインユニットと共に提供される で最も実績のあるシステムです。機械加工現場で使うことを前提に設計 アダプタにより、各種ロータリーテーブルや旋盤のチャックや されているため、無駄なセットアップ時間を省き、効率のよい運用ができる スピンドルなどに取り付けられます。また、内蔵式反射鏡を だけでなく、測定環境が悪くても正しい結果が得られるような環境補正 搭載し、反射鏡ハウジングの裏側にアライメント調整用の ユニットを備えています。 ターゲットを配置しています。 キ これらの機能を同時に使用することで、セットアップ時間を短縮 キ ャ リ システム仕様 して、測定誤差につながる位置合わせ誤差を低減できます。 ャ リ ブ ブ レ 位置決め測定精度（0～40℃） ±0.5ppm レ ー ー シ ョ 最大移動速度 4m/s シ ョ ン シ 位置決め測定分解能 1nm XR20-Wシステムの特長 ンシ ス ス テ 最大動的取得速度 50kHz テ ム 位置決め測定可能距離 0～80m ・どんな角度でも、どの様な取り付け方向でも、±1arcsecの ム 高精度測定が簡便に行えます。 ・ワイヤレス技術を採用しておりケーブルの巻き付きが無く、 XL-80による機械精度の測定項目 安全性が向上しています。 ・自動校正・自動測定できるため、簡単なセットアップで、大幅 位置決め測定 な測定時間の短縮を実現しています。 機械の指令値と測定値を比較して誤差を算出 システム仕様 します。工作機械の輸出などの場合、精度証明書 高さ 130mm を作成するために必要な測定です。 直径 100mm（マウントプレート部は150mm） 角度測定（ピッチ・ヨー） 重量 1.2kg（XR20-W本体）、6.25kg（キット） ピッチとヨーの角度誤差は、工作機械の位置決め 割り出し角度精度 ±1arcsec 誤差や三次元測定機の精度誤差を引き起こす 分解能 0.1arcsec 主要因です。 最大回転速度（<5°） 無制限 最大回転速度（>5°） 10rpm 割り出し角度測定 データ通信距離 10m （Bluetooth R class 2） 回転軸の角度位置決め精度です。XR20-Wロー タリーキャリブレータと角度測定用ミラーを組み合わ せて使用することで、割り出し角度を測定します。 システムソフトウェア 平面度測定 充電式電池から電源を取りBluetooth Rワイヤレス技術により、 定盤やプレートの平面度精度をチェックする場合に利用 完全なワイヤレス操作を実現しました。ソフトウェアは画面 します。凹凸の存在を調べ数量化を行い、ムーディ レイアウトにグラフィックを加え、一般的なISOおよびASME 方式、グリッド方式での解析が可能です。 インカデジタルプリンターズ社は フラットベッド型デジタルプリンタ テスト用のプリセットテンプレートと簡素化された画面オプ 真直度測定（垂直・水平） の検査にXL-80を使っています ションを使用しています。 「自動キャリブレーション」機能が搭載されているため、操作経験 機械すべり溝の全体の歪みや調整ずれを特定する測定 のないユーザでも短時間で設定して、操作を開始できます。 です。原因として、すべり溝の磨耗や損傷、機械の土台 別売の“Off axis rotary”ソフトウェアを使用すると、XR20-W にある欠陥による機械全体のそりなどが考えられます。 を軸の回転中心に取り付けられない場合でも、割り出し角度 計測が可能です。 直角度測定 真直度測定を応用して、光学スクエアにより参照される 真直度の勾配値を比較することで、直交すべき2軸間 の直角度を測定します。 15 ※Bluetooth R 表示およびロゴは、Bluetooth SIG, Inc が所有する登録商標で、Renishaw R はこれら商標を使用する許可を受けています。 16

レーザー計測システム 圧倒的シェアで業界をリードしています ワイヤレス割り出し角度計測システム 回転軸の位置決め測定を簡便にします XL-80が選ばれる理由 XR20-Wによる回転軸割り出し測定 レーザー計測システムは、精度のみならず、現在望み得る最も世界的に レニショーで開発した独自のベアリングとエンコーダ技術に トレーサビリティの確立した正確で安定した長さ（位置決め）測定機です。 加えて、Bluetooth R ワイヤレス技術を搭載しています。 XL-80レーザー計測システムは、その確かな信頼性に加え、優れた可搬性 独立したマウンティングリングを使用しているため、短時間で と使い易さで、様々な測定対象を高精度に測定する最適なツールとして、世界 簡単にセンタリングが可能で、メインユニットと共に提供される で最も実績のあるシステムです。機械加工現場で使うことを前提に設計 アダプタにより、各種ロータリーテーブルや旋盤のチャックや されているため、無駄なセットアップ時間を省き、効率のよい運用ができる スピンドルなどに取り付けられます。また、内蔵式反射鏡を だけでなく、測定環境が悪くても正しい結果が得られるような環境補正 搭載し、反射鏡ハウジングの裏側にアライメント調整用の ユニットを備えています。 ターゲットを配置しています。 キ これらの機能を同時に使用することで、セットアップ時間を短縮 キ ャ リ システム仕様 して、測定誤差につながる位置合わせ誤差を低減できます。 ャ リ ブ ブ レ 位置決め測定精度（0～40℃） ±0.5ppm レ ー ー シ ョ 最大移動速度 4m/s シ ョ ン シ 位置決め測定分解能 1nm XR20-Wシステムの特長 ンシ ス ス テ 最大動的取得速度 50kHz テ ム 位置決め測定可能距離 0～80m ・どんな角度でも、どの様な取り付け方向でも、±1arcsecの ム 高精度測定が簡便に行えます。 ・ワイヤレス技術を採用しておりケーブルの巻き付きが無く、 XL-80による機械精度の測定項目 安全性が向上しています。 ・自動校正・自動測定できるため、簡単なセットアップで、大幅 位置決め測定 な測定時間の短縮を実現しています。 機械の指令値と測定値を比較して誤差を算出 システム仕様 します。工作機械の輸出などの場合、精度証明書 高さ 130mm を作成するために必要な測定です。 直径 100mm（マウントプレート部は150mm） 角度測定（ピッチ・ヨー） 重量 1.2kg（XR20-W本体）、6.25kg（キット） ピッチとヨーの角度誤差は、工作機械の位置決め 割り出し角度精度 ±1arcsec 誤差や三次元測定機の精度誤差を引き起こす 分解能 0.1arcsec 主要因です。 最大回転速度（<5°） 無制限 最大回転速度（>5°） 10rpm 割り出し角度測定 データ通信距離 10m （Bluetooth R class 2） 回転軸の角度位置決め精度です。XR20-Wロー タリーキャリブレータと角度測定用ミラーを組み合わ せて使用することで、割り出し角度を測定します。 システムソフトウェア 平面度測定 充電式電池から電源を取りBluetooth Rワイヤレス技術により、 定盤やプレートの平面度精度をチェックする場合に利用 完全なワイヤレス操作を実現しました。ソフトウェアは画面 します。凹凸の存在を調べ数量化を行い、ムーディ レイアウトにグラフィックを加え、一般的なISOおよびASME 方式、グリッド方式での解析が可能です。 インカデジタルプリンターズ社は フラットベッド型デジタルプリンタ テスト用のプリセットテンプレートと簡素化された画面オプ 真直度測定（垂直・水平） の検査にXL-80を使っています ションを使用しています。 「自動キャリブレーション」機能が搭載されているため、操作経験 機械すべり溝の全体の歪みや調整ずれを特定する測定 のないユーザでも短時間で設定して、操作を開始できます。 です。原因として、すべり溝の磨耗や損傷、機械の土台 別売の“Off axis rotary”ソフトウェアを使用すると、XR20-W にある欠陥による機械全体のそりなどが考えられます。 を軸の回転中心に取り付けられない場合でも、割り出し角度 計測が可能です。 直角度測定 真直度測定を応用して、光学スクエアにより参照される 真直度の勾配値を比較することで、直交すべき2軸間 の直角度を測定します。 15 ※Bluetooth R 表示およびロゴは、Bluetooth SIG, Inc が所有する登録商標で、Renishaw R はこれら商標を使用する許可を受けています。 16

XM-60 工作機械の空間補正や三次元測定機のエラーマッピングに最適です XM-60 システム仕様 測定可能範囲 0～4m 最大移動速度 1m/s 位置決め分解能 1nm 位置決め測定精度（0～40℃） ±0.5ppm 真直度測定精度 ±1%（表示された偏差に対する割合）±0.5µm ±2µm 測定精度 ±0.6%（角度換算値での割合） 角度測定精度 ±（0.5µrad+0.1Mµrad） （M=測定軸の距離（m）） ロール測定精度 ±1%（角度換算値での割合）±7.6µrad ±3.4µrad XM-60 システム構成 ラウンチユニット 4本のレーザーを出射します。レーザー本体からのレーザーの伝達に マルチアクシスキャリブレーションシステム キ光ファイバーを採用しているため、小型化、ならびに測定時にフレキシブル ャリ な設置が可能となりました。 ブマレル ーチ レシーバーユニット シアョク 6自由度の結果を これまで、機械の6自由度（位置決め、角度（ピッチ/ヨー）、真直度 ンシ反射鏡と特許取得の真直度 /ロールのセンサーを内蔵しています。 シスス 1度の測定で取得 （垂直/水平）、ロール）を測定するためには多くの段取りと測定機を Bluetooth（クラスⅡ）を使用してレーザーユニットと通信を行います。 テム 必要としてきました。XM-60マルチアクシスキャリブレーション また軽量化設計により、測定時の重量の影響を最小化しています。 システムは、1度の位置決め測定の動作によって6自由度の結果 レーザーユニット を同時に取得します。これはこれまでにはない画期的なレーザー 加工・測定環境の外側に設置することにより、レーザー本体からの熱に 計測システムです。 よる測定への影響を最小化しています。 これまで空間測定を行うためには、各自由度の変位を計算して求めて きました。そして、1軸について再確認を行うために、再度全ての システムの利点 構成軸の全点の測定が必要でした。XM-60は、各要素点の6自由度 を直接測定するため、空間補正などの補正後には補正を行った 信頼性 場所のみの測定で結果の判定が可能となります。また、各点における 各要素を直接測定することにより結果に透明性を持たせる 各自由度の結果には測定タイミングなどの誤差が無く、正確で ことができます。測定ソフトウェアのCARTOを使用すること 信頼性のある結果を取得可能です。 によって、他のシステムとの各々の要素ごとの比較が可能に なるほか、測定中に結果を確認できます。 多様性 特許取得の光学式のロール測定システムやオプションの固定 冶具キットなどにより、幅広いタイプの装置において様々な姿勢で 測定が可能です。 迅速性 6自由度の測定を、たった1自由度を測定するのに必要な時間 だけで測定することが可能となります。 シンプル シンプルなセットアップと操作性により、ユーザーを選びません。 17 18

XM-60 工作機械の空間補正や三次元測定機のエラーマッピングに最適です XM-60 システム仕様 測定可能範囲 0～4m 最大移動速度 1m/s 位置決め分解能 1nm 位置決め測定精度（0～40℃） ±0.5ppm 真直度測定精度 ±1%（表示された偏差に対する割合）±0.5µm ±2µm 測定精度 ±0.6%（角度換算値での割合） 角度測定精度 ±（0.5µrad+0.1Mµrad） （M=測定軸の距離（m）） ロール測定精度 ±1%（角度換算値での割合）±7.6µrad ±3.4µrad XM-60 システム構成 ラウンチユニット 4本のレーザーを出射します。レーザー本体からのレーザーの伝達に マルチアクシスキャリブレーションシステム キ光ファイバーを採用しているため、小型化、ならびに測定時にフレキシブル ャリ な設置が可能となりました。 ブマレル ーチ レシーバーユニット シアョク 6自由度の結果を これまで、機械の6自由度（位置決め、角度（ピッチ/ヨー）、真直度 ンシ反射鏡と特許取得の真直度 /ロールのセンサーを内蔵しています。 シスス 1度の測定で取得 （垂直/水平）、ロール）を測定するためには多くの段取りと測定機を Bluetooth（クラスⅡ）を使用してレーザーユニットと通信を行います。 テム 必要としてきました。XM-60マルチアクシスキャリブレーション また軽量化設計により、測定時の重量の影響を最小化しています。 システムは、1度の位置決め測定の動作によって6自由度の結果 レーザーユニット を同時に取得します。これはこれまでにはない画期的なレーザー 加工・測定環境の外側に設置することにより、レーザー本体からの熱に 計測システムです。 よる測定への影響を最小化しています。 これまで空間測定を行うためには、各自由度の変位を計算して求めて きました。そして、1軸について再確認を行うために、再度全ての システムの利点 構成軸の全点の測定が必要でした。XM-60は、各要素点の6自由度 を直接測定するため、空間補正などの補正後には補正を行った 信頼性 場所のみの測定で結果の判定が可能となります。また、各点における 各要素を直接測定することにより結果に透明性を持たせる 各自由度の結果には測定タイミングなどの誤差が無く、正確で ことができます。測定ソフトウェアのCARTOを使用すること 信頼性のある結果を取得可能です。 によって、他のシステムとの各々の要素ごとの比較が可能に なるほか、測定中に結果を確認できます。 多様性 特許取得の光学式のロール測定システムやオプションの固定 冶具キットなどにより、幅広いタイプの装置において様々な姿勢で 測定が可能です。 迅速性 6自由度の測定を、たった1自由度を測定するのに必要な時間 だけで測定することが可能となります。 シンプル シンプルなセットアップと操作性により、ユーザーを選びません。 17 18

測定アプリケーション 測定機に適した冶治具を豊富に取り揃えています フィクスチャーパーツ 三次元測定機用・画像測定機用にそれぞれのプレートを用意しています。 三次元測定機の定盤には、固定用のボルト穴が数個しか開いていないため、物を自由に固定できません。このような場合は、固定用の ボルト穴が複数開いたプレートを定盤上に設置すると便利です。M4、M6、M8用の金属プレートを150～1200mmサイズで用意しています。 画像用測定機用は、バックライトの使用を考えて透明でクリアなアクリル材を採用しています。また、QLC（クイックロードコーナー）を 画像測定機に取り付けることで、アクリルプレートは、簡単に脱着する事が可能となります。 測定機用モジュラー式フィクスチャー QLC（クイックロードコーナー）を用いた V型マグネット：高さ調整スタンド：支持棒を コーナービュアー：調節式スライドを用いた 画像測定機上のセットアップ 用いた円筒状金属備品の固定 プラスチック部品の固定 三次元測定機・画像測定機の 測定機を使う場合、冶具を用いることで再現性の高い測定になること 測定準備を短縮する冶具 は当然です。対象部品に合わせた専用冶具ではなく、汎用冶具は、 わずかな投資で貴社の生産性を高めます。 フィクスチャービルダー 従来、量産品では部品の形状測定やサポートを行う為に、部品ごと 測 に専用冶具を製作しています。しかし、少量の場合は、マグネット フ定 ィ機用 ベースや手持ちの部品を用いて時間をかけてどうにか固定すると クスモ チジ いった方法が一般的です。これではワーク固定の準備に時間がかかり、 ャュ ーラー 費用がかさむなどの課題を抱えていました。 式 これを改善するため、どのような測定対象ワークであっても、簡単で、 短時間に、汎用的な使用ができる測定機用冶具を豊富に取り 揃えました。 ワークのCADデータをインポートし、冶具コンポーネントをドラッグ メカニズムモードは、手にとって組み立てるように操作できます ベースプレート &ドロップすることで、簡単に冶具のセットアップシミュレーションをオフラインで実施できます 通常、三次元測定機の定盤には、固定用のボルト穴が数箇所しか無く、物を 自由に固定できません。このような場合、穴が複数開いたプレートを定盤上 フィクスチャービルダーは冶具のセットアップをオフラインで作成し文書化する3Dモデリングソフトウェアです。測定するワークの に設置すると便利です。M4、M6、M8用プレートを150mm～1200mmサイズ CADモデルをもとに、その周りに冶具を配置します。作成したモデルは三次元測定機のプログラムへインポートすることで、冶具を で標準提供します。 含めた干渉チェックが可能となります。STL,Parasolid,ACIS,IGES,SAT,STEP等、多くのCADフォーマットに対応しています。 クランプツール クランプには、主にテンションクランプを使用します。従来は、ねじで締め付 けるなど、時間もかかり締め付ける力の調整も難しいものでした。テンション クランプは、単に、ワーク上に抑えるだけで固定できます。また、プッシャーク テンションクランプ プッシャークランプ ランプはスプリングでワークを押さえられます。 19 20