絶縁抵抗監視装置(測定電圧:500V)

メガー方式で信頼性の高い絶縁抵抗を測定します。主に工作機械に搭載されている各種モータの絶縁状態を自動監視。保全コスト及び保守用在庫品のコスト負担を低減し、突然のライン停止を事前に予防することができます。

設備の停電は不要
メガー方式のため、I0r方式より低コストで高精度な値を測定可能
遅延タイマーによりモータが完全に停止した後に測定が可能
アラーム出力設定は4種類の測定値から使い分けが可能（1MΩ、5MΩ、10MΩ、20MΩから選択可能）
汎用性が高く、機器や容量、メーカーを選びません
高電圧測定法ですが感電の心配がありません
セーフティ回路の要求される設備へも対応
オプションのタッチパネルを接続することにより詳細設定や履歴管理を行えます。



【主な用途】

■生産設備の各種モーターの絶縁測定

■生産設備や金型などのヒーターの絶縁測定

■発電設備などの絶縁測定

■絶縁を必要とする部品（製品）の工程内簡易測定



【特長】

● 時間・手間を削減

設備を停止させると僅か7秒程度でモータの絶縁劣化状態を測定します。
従来のような停電、配線の取り外しといった大掛かりな作業もありません。



● 予備在庫の削減

設定した値を下回るとアラームを出力するため、そのタイミングで予備品を発注することができ、在庫を減らすことができます。



● ダウンタイムの削減

寿命管理ができ、計画的な取り替え工事ができます。結果、突発的なライン停止を予防します。



● 製品不良・廃却コストの削減

日々の絶縁状態を監視し、計画的に交換を行うことで

ライン停止そのものを予防し、製品不良を発生させ

ません。



【仕様】

外形寸法：W88×H90×D58 (DINレール取付形状)

重量：210g

電源電圧 / 消費電力：DC24V (範囲 20.4V～26.4V) / 2.5W以下

使用周囲温度：0～55℃ (氷結および結露なきこと)

耐振動(誤動作) ：10～55Hz 片振幅0.5mm XYZ各方向

安全カテゴリ：Class 2 (JIS B 9705-1)

制御リレー出力：測定中出力 / 絶縁低下出力 / 機器故障出力

定格負荷 AC125V 0.5A / DC24V 1A

監視線最大入力電圧：AC/DC 220V以下 ※220Vを超える場合はご相談ください

測定モード：DC500V / 100MΩ

測定精度：第一有効測定範囲 ±5%以下(0.1MΩ～50MΩ)

第二有効測定範囲 ±10%以下(50MΩ～100MΩ)



【よくあるご質問】

Q. 導入事例・実績が知りたい

A. 自動車関連企業などの金属加工におけるサーボモータ / スピンドルモータ、樹脂成型における金型ヒーターなどでご使用いただいております。

Q. 手動で測る事はできますか

A. 可能です。外付けでボタン等の接点を追加し、接続してください。
またはオプションの表示器をご利用ください。
（表示器の設定で手動測定限定にすることも可能です）

Q. 絶縁抵抗の低下の判定値を変えられますか

A. 本器のディップスイッチで４パターンの変更ができます
（出荷時は10MΩに設定してあり、1M,5M,10M,20Mに設定できます）
また、オプションの表示器を付けることで1MΩ～99MΩまでの設定が可能です





キーワード：絶縁,測定,モータ,メガー,予防保全,