天然資源に恵まれず、高齢化も進むわが国が、国際経済の中で自立し続けるには、国民一人あたりの生産性を高めることが急務です。急速に進歩するコンピュータは、そのための強力な道具になる可能性を持っています。しかしものづくりの現場でコンピュータを活用するのは簡単なことではありません。どんなに高機能・高性能のソフトウェアを作ったとしても、人間の創造力を完全にカバーすることはできません。生産性向上のために導入したソフトウェアが、生産のあり方を質的に制約してしまうこともあります。
　この問題を解決するには「ものづくりとは何か」を本質的にとらえ、単なる作業の効率化だけでなく、新しいものづくりのあり方を提案しながら、それをコンピュータシステムの形で具体化する努力が必要であると考えています。
　イマジオムの社名は、イメージ（心象）とジオメトリ（図形）を組み合わせて作られました。ものの形を右脳でとらえるとイメージになり、左脳でとらえるとジオメトリになります。エンジニアと呼ばれる一部の人だけでなく、すべての人を職人に近づけるための取り組みを行うために作られた会社です。

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